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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
小中学生にスマホを持たせた理由「緊急時の連絡」「子どもから欲しいと言われた」「子どものいる場所の把握」が上位
(2024年3月11日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホを持たせた理由「緊急時の連絡」「子どもから欲しいと言われた」「子どものいる場所の把握」が上位(図1
  • 中学生からスマホを持たせている場合、女子は「緊急時の連絡」「子どもに欲しいと言われた」「友達が持ち始めた」が同程度で高い(図3
  • キッズケータイを持たせた理由「緊急時の連絡」が7割超(図4

調査結果

2023年11月に実施した親と子に関する調査の中から、小中学生のスマホ・キッズケータイ所有理由をお伝えします。

1. スマホを持たせた理由「緊急時の連絡」「子どもから欲しいと言われた」「子どものいる場所の把握」が上位

小学生低学年で18%、高学年になると42%、中学生では79%が自分専用のスマホを持っています(レポート2024年1月29日)。それではどのような理由でスマホを持たせたのか、その結果は図1の通り、「緊急時の連絡」「子どもから欲しいと言われた」「子どものいる場所把握」が上位でした。

図1. 【小中学生】スマホを持たせた理由(n=280)複数回答


2. 中学生からスマホを持たせている場合、女子は「緊急時の連絡」「子どもに欲しいと言われた」「友達が持ち始めた」が同程度で高い

スマホを持たせた理由を、持たせた時期別に見ていきます。図2は小学生からスマホを持たせた理由になります。「緊急時の連絡」が最も高いです。男女で比較すると、女子が「子どもに欲しいと言われた」が男子より10ポイント高いです。
中学生からスマホを持たせた理由としては「緊急時の連絡」が最も多いですが、「子どもに欲しいと言われた」も4割を超えています。また女子は「友達が持ち始めた」も4割を超えています。

図2. 【小中学生】スマホ所有理由(小学生から持たせている)



図3. 【小中学生】スマホ所有理由 (中学生から持たせている)

3. キッズケータイを持たせた理由「緊急時の連絡」が7割超

最後にキッズケータイの所有理由になります。図4の通り「緊急時の連絡」が7割を超え、「子どもの居場所の把握」も半数近いです。

図4. 【小中学生】キッズケータイを持たせた理由(n=210)複数回答

なお、子どもに関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」でも紹介しています。

当白書は、子どもに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2023年版(全体
モバイル社会研究所白書2023年版(子ども調査)

 

調査概要 ―「2023年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・小学生及び中学生とその親
回答数 600
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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