【子ども】
スマホの所有開始年齢 低年齢化は鈍化傾向
(2023年2月27日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
調査結果
2022年11月に実施した親と子に関する最新の調査の中から、スマホ所有年齢・きっかけについてお伝えします。
1. スマホの所有開始年齢 昨年と変わらず10.6歳
前回のレポート(2023年2月27日)にてスマホの所有率をお伝えしました。図1ではスマホを所有している子がいつから持ち始めたか、経年推移で表しています。低年齢化が鈍化し、男女差も縮まっています。
図1. 【小中学生】スマホ・キッズケータイ所有開始年齢 経年推移
2. スマホ所有開始年齢 12歳が最も多い キッズケータイ所有開始年齢7歳が最も多い
次にスマホ所有開始年齢で最も多いのは12歳でした。中学入学前に持ち始める割合が多いです。キッズケータイは7歳が最も多いです。小学入学前後で持ち始める割合が多いです。
図2.【小中学生】スマホ所有開始年齢
図3. 【小中学生】キッズケータイ所有開始年齢
3. スマホ所有理由「緊急時の連絡」が最も多い
図4では小学生からスマホを持たせている理由を聞いたところ、男子・女子問わず「緊急の連絡のため」が最も多かったです。特に男子が昨年より+19ポイント高くなっています。図5は中学生になってからスマホを持たせた親の理由となります。「緊急の連絡のため」「子から欲しいと言われた」「進学または進級」「友達が持ち始めた」が上位の理由となっています。昨年と比較して、男女差が無くなっているのが特徴です。
図4. 【小中学生】小学生からスマホ持たせている理由
図5. 【小中学生】中学生からスマホ持たせている理由
今回は小中学生のスマホ所有状況についてお伝えしました。次回は親と子でスマホの使い方についてどのようなルールを作っているか、分析し報告します。
参考資料 図6.キッズケータイを持たせている理由
調査概要 ―「2022年親と子の調査」―
調査方法 | 訪問留置調査 |
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調査対象 | 関東1都6県・小学生及び中学生とその親 |
有効回答数 | 500 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2022年11月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/>