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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
小中学生 学校でパソコン・タブレットを利用した授業の実施7割超える
(2022年8月8日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 学校の授業でパソコン・タブレットを活用 7割を超える
  • ほとんどが貸与されたパソコン・タブレットを利用し、学校の授業を実施
  • リアルタイムでの授業が約7割 録画は約3割
  • 小学生の約4割 中学生は約半数が学校・家両方で実施

調査結果

2021年11月に実施した親と子に関する調査の中から、学校の授業でのパソコン・タブレット活用状況についてお伝えします。なお本レポートの結果は親が回答したものを集計しています。

1. 学校の授業でパソコン・タブレットを活用 7割を超える

学校で小中学生の約7割がパソコン・タブレットを使い、授業を行ったことがありました(図1)。実施した人のほとんどは、貸与されたパソコン・タブレットを利用し、合わせて4割弱が学校に備え付けられたパソコン・タブレットを利用しています(図2)。

図1. 【小中学生】 学校の授業でパソコン・タブレットを活用

図2. 【小中学生】 学校の授業でパソコン・タブレットを活用備品 実施した人が対象(n=364)

2. リアルタイムでの実施は7割、録画の視聴は3割

授業の形態は「リアルタイム」が7割程度、録画の視聴が3割程度でした。パソコンやタブレットを活用した授業をおこなっている場合、多くは「リアルタイム」での実施で、それに加え、半数弱が録画でも活用している状況です。

図3. 【小中学生】学校でのICT活用授業形態 複数回答

3. パソコン・タブレットを利用した授業 小学生の約4割 中学生は約半数が学校・家両方で実施

最後に学校での授業の活用合わせて、家での授業の活用をみてみます。小学生で約4割、中学生では半数が両方実施しています。また学校で利用している人の半数強が家でも活用しています(家のみの活用は多くはないです)。

図4. 【小中学生】パソコン・タブレットを利用した授業(学校・家)

学校や家での授業がICTで行われるようになり、どのように子のスキルが変わったか、分析を進めていき、結果を公開していきます。

調査概要 ―「2021年親と子の調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 関東1都6県・小学生及び中学生とその親
有効回答数 500
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年11月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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