【子ども】
年齢とともに変わるスマホ・ケータイ利用の親子間でルール―夏休み前に親子でスマホの使い方について話し合ってみませんか―
(2022年7月14日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 利用ルールの上位は年齢が低いと「場所・時間」 上がると「個人情報・人との繋がり」
- 中学生の9割程度が「使い過ぎてしまう」
- 使い過ぎてしまう理由「楽しい」「暇つぶし」 年齢が上がると「友達」との関連も増える
調査結果
2021年11月に実施した親と子に関する調査の中から、親子間のスマホ利用のルールについてお伝えします。
1. 年齢が低いと「場所・時間」 上がると「個人情報・人との繋がり」がルールの上位
スマホ・ケータイを所有させている小中学生の親に「利用ルール」について聞いた結果が図1となります。 年齢が低いと「場所・時間」に関連すること、年齢が上がると「個人情報・人との繋がり」に関する事項が増えていきます。なお詳細な結果は参考資料をご覧ください。
図1. 【小中学生】スマホ・ケータイの利用ルール 所有者が対象
2. 使い過ぎてしまう理由「楽しい」「暇つぶし」 学年が上がると「友達」との関連も増える
このようにルールを設定する理由の一つに「使い過ぎてしまう」ことが挙げられます。図2で記載したとおりで、中学生になると8割程度が使い過ぎてしまうと回答しています。その理由は「楽しい」「暇つぶし」が多いですが、学年があがると「友達」に関する項目も増えてきます。
図2. 【小中学生】スマホ・ケータイを使い過ぎてしまう割合 所有者が対象
図3. 【小中学生】使い過ぎてしまう理由 使い過ぎると回答した人が対象
子どもの年齢が上がっていくと交友関係も広くなり、スマホ・ケータイの使い方も変わっていきます。親子でスマホ・ケータイの使い方について、定期的に話し合う機会を設けてみてはどうでしょうか。合わせてルールの見直しもしてみてください。
参考資料
図4. 【小中学生】スマホ・ケータイの利用ルール
調査概要 ―「2021年親と子の調査」―
調査方法 | 訪問留置調査 |
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調査対象 | 関東1都6県・小学生及び中学生とその親 |
有効回答数 | 500 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2021年11月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html>