【子ども】
小中学生のタブレット・パソコン利用率約9割 わずか1年で約3倍に
(2022年5月11日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 学校から貸与されたタブレット・パソコンの利用半数を超える
- 学校から貸与されたタブレット・パソコン 約半数が2021年1学期
- 家庭が所有するタブレット・パソコンの利用も6割を超える
調査結果
2021年11月に実施した親と子に関する調査の中から、小中学生のタブレット・パソコンの利用状況についてお伝えします。
1. 学校から貸与されたタブレット・パソコンの利用半数を超える(前年比10倍以上)
GIGAスクール構想、コロナ禍におけるオンライン授業により、学校から貸与されるタブレット及びパソコンはこの1年で大幅に伸びました。2020年ではどの学年も10%未満だったのが、2021年には半数を超える貸与による利用となりました(図1)。貸与が開始された時期は図2の通り、2021年の1学期が多かったようです。
図1. 【小中学生】学校から貸与されたタブレット・パソコン利用率
図2. 【小中学生】学校から貸与されたタブレット・パソコンの時期
※学校から貸与されたタブレット・パソコンの利用があると答えた人限定
2.家庭で所有するタブレット・パソコンの利用も大幅増
学校から貸与されたタブレット・パソコンの利用が増えたことに連動し、家庭で所有するタブレットとパソコンの利用も大幅に伸びました(図3)。
図3. 【小中学生】家庭で所有するタブレット・パソコン利用率
3.小中学生のタブレット・パソコン利用はわずか1年で約3倍
最後に学校から貸与、家庭での所有を問わず、小中学生のタブレット・パソコンの利用を見てみます。どちらかを利用しているは、どの学年も9割程度まで伸びました。1年で3倍程度増えた状況です。 (図4)。
図4. 【小中学生】タブレット・パソコン利用率
多くの小中学生が利用するようになったタブレット・パソコンによって、どのようにスキルが向上したか、またオンライン学習がどこまで利用されているか、今後分析し公表していきます。
調査概要 ―「2021年親と子の調査」―
調査方法 | 訪問留置調査 |
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調査対象 | 関東1都6県・小学生及び中学生とその親 |
有効回答数 | 500 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2021年11月 |
問い合わせ先
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