このページの本文へ移動

モバイル社会研究所

メニュー

通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【子ども】
タブレットやスマートフォンの利用率は小1から3割超、パソコン利用率は中3で3割超
(2020年7月22日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • タブレットやスマートフォンの利用率は小1から3割超、パソコン利用率は中3で3割超
  • 中学生の約4割は「スマホのみ利用」

1.調査結果

1-1. タブレット・スマートフォン利用率は小1から3割超、パソコン利用率は中3で3割超

小中学生のスマートフォン、パソコン、タブレットの利用率・所有率について、2019年9月にモバイル社会研究所が行った調査結果をもとに報告します。ここで利用率とは「家族などで共有しているものも含めた端末の利用有無」です。所有率とは「自分専用の端末として子どもが所有している機器の有無」です。いずれも全国の小中学生の保護者に伺った結果を集計しています。

調査の結果、スマートフォンは利用率、所有率ともに中学1年生で6割を超えていました。そして、スマートフォンの利用率では小学校低学年から3~4割が利用していました。

パソコンの所有率は中学3年生でも8%ですが、パソコン利用率は学年があがるにともない拡大し、中学生では3割ほどとなりました。

タブレット所有率はいずれの学年でも2割未満ですが、タブレット利用率は小学1年生から4割程度となっていました。

図1. 利用・所有している端末の種類(学年別)
[調査対象:小中学生の保護者が回答]

1-2. 中学生の約4割は「スマホのみ利用」

続いて、小中学生のスマートフォン、パソコン、タブレットの利用・所有状況の組み合わせを集計しました。
その結果、まず利用率では、小学校低学年で「全て利用なし」が3~4割で最も多い一方、中学生になるにかけて「スマホのみ」の割合が3~4割に拡大していました。それは所有率も同様で、中学生の「スマホのみ」所有している割合は関東で7割、近畿で6割、そのほかの地域で5割程となっていました。

また、「スマホとパソコンのみ」利用する割合が都市部を中心に中学生で増加する傾向が見られました。

図2.子どもが利用・所有している端末の組み合わせ(地域・学年別)
[調査対象:小中学生の保護者が回答]



モバイル社会研究所では、小中学生の方が安心・安全にスマートフォンを利用していただくためのガイドや、親子間のルール作りのポイント、スマホ・ケータイ安全教室のご案内を下記のURL で公開しています。ぜひご家庭・学校でご活用下さい。
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/csr/safety/

2.調査概要 ―子どものケータイ利用に関する調査2019――

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国在住の小中学生の子どもとその保護者
有効回答数 1,000組の親子
サンプリング 層化二段抽出[クォータサンプリング法(都市規模別性年代)]
7~15歳の都市規模別人口構成比に応じて、町丁目(50地点)を比例配分して抽出し、抽出された町丁目において、7~9歳、10~12歳、13~15歳の都市規模別性年代人口構成比に応じて個人を割り当て、該当者をランダムウォーク法で抽出
調査時期 2019年9月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

page top