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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【サービス】
男女ともに約6割が1か月の間にインターネットで物品を購入
(2023年5月31日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 男女ともに約6割以上が1か月の間にインターネットで物品を購入
  • 購入する物品によってスマホ・PCの使い分けも
  • 若年層ほど男女ともにスマホでの購入比率が高い
  • スマホでの購入はシニアでも増加傾向

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年1月にスマホ利用者のネットショッピングについて調査を実施しました。

1. 男女ともに約6割が1か月の間にインターネットで物品を購入

直近1か月にネットショッピングで購入した物品を調べたところ、調査項目のいずれかを購入した人は、男女ともに約6割となりました。女性の購入商品の上位は、洋服類と化粧品が約3割、食品類が約2割。男性は、約2割が食品、スマホ・PC関連商品、洋服類、家電となっていました。

図1. 直近1か月のネットショッピング経験の有無


2. 購入する物品によってスマホ・PCの使い分けも

続いて、購入時に利用しているデバイスを洋服類、電子書籍、書籍(電子書籍除く)、チケット類について、調べてみました。(図2) 男女ともに洋服類・電子書籍は、書籍(電子除く)やチケット類と比べ、スマホでの購入比率が高くなっていました。購入する物品によって、利用するデバイスに差があることが見えました。

図2. ネットショッピングで利用したデバイス(購入物品別)

※直近1か月に洋服類、電子書籍、書籍(電子書籍以外)、チケット類を購入

3. 若年層ほど男女ともにスマホで購入

ネットショッピングで洋服類を購入する際に利用するデバイスについて調べたところ、10~20代は男女ともスマホでの購入が多く、特に女性はスマホのみでの購入が約9割でした。30~50代では、女性と男性のデバイス利用の差が大きくなり、女性のスマホのみでの購入は男性より約2~3割多くなっていました。一方で、70代では、男女での購入デバイスには大きな差はなく、スマホのみでの利用は約2割となっていました。

図3. ネットショッピングで利用したデバイス(性年代別)

※直近1か月に洋服類を購入

4. スマホでの購入はシニアでも増加傾向

購入デバイスについて2019年、2022年、2023年で比較してみたところ(図4)、スマホのみでの買い物は2019年に比べ、男性は約1割、女性は約2割増加していました。

PCでの購入の多い70代でも、2019年に比べ、2023年ではスマホのみでの購入が男女それぞれ約1割増えていました。

図4. ネットショッピングで利用したデバイスの年次推移

※2019年:直近1週間に洋服類を購入 2021年、2022年:直近1か月に洋服類を購入

スマホの普及率は全体で約96%を超え(2023年4月モバイルレポート参照)、シニアの世代にも浸透しています(2023年3月シニアレポート参照)。

今後、スマホは所有しているというだけでなく、“活用”も拡げていければと思います。今後もスマートフォン・ケータイのネットショッピング市場について、調査・分析してまいります。


調査概要 ―「2023一般向け年モバイル動向調査」―

調査方法 WEB
調査エリア 全国
調査対象者 15~79歳男女
標本抽出法 QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
有効回答数と
調査時期
6559(2023年1月)

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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