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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【サービス】
ライブ動画サービス「YouTubeライブ」認知率5割超・視聴率1割超:個人での配信率はどのライブサービスも1%未満
(2022年7月11日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • YouTubeライブ、ニコニコ生放送が認知率5割超、次いでインスタライブ、LINE LIVE。
  • 視聴率はYouTubeライブが11.8%で1位。次いでインスタライブが6.5%。
  • 個人での配信率はどのライブ配信サービスも1%未満。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2022年1月にスマホ・ケータイ所有者のライブ動画サービス利用動向について調査を実施しました。

1. ニコニコ生放送、YouTubeライブが認知率5割超、次いでインスタライブ、LINE LIVE

新たな動画配信サービスとして台頭しているライブ動画サービスの認知率について調査しました。YouTubeライブが53.3%、ニコニコ生放送が52.6%、と5割を超える認知率がありました。続いてインスタライブが41.9%、LINE LIVEが32.9%、イチナナが28.2%の認知率でした。

図1.ライブ動画サービス認知率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]

出所:2022年一般向けモバイル動向調査


2. 視聴率はYouTubeライブが11.8%で1位、個人での配信率はどれも1%未満

ライブ動画サービスの視聴率(月1回以上視聴)、配信率(月1回以上自分自身が配信)を調査しました。視聴率はYouTubeライブが11.8%と一番高く、次いでインスタライブ6.5%でした。認知率では5割超えと高かったニコニコ生放送の視聴率は3.5%でした。

また自分自身がライブ配信している配信率については、YouTubeライブが0.8%、インスタライブが0.6%、ツイキャス0.5%、ニコニコ生放送0.4%と、どのライブ動画サービスも1%未満でした。ライブ動画サービスの認知率は高いものの配信率は高くありませんでした。

個人でも配信可能なライブ動画サービスが多く登場し、「ライバー」と呼ばれるライブ配信者のライブ配信が若者を中心に人気があります。またコンサートやイベントのライブ配信、タレントらによるライブ配信も増えています。これからもライブ動画サービスの動向を継続的に調査していきたいと思います。

図2. ライブ動画サービス視聴率・配信率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6587]

出所:2022年一般向けモバイル動向調査


調査概要 ―「2022年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 WEB
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 7050
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 7,050(2022年1月)

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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