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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【サービス】
40代以下は男女ともにスマホ・ケータイ・タブレットからの購入がパソコンを上回る
(2020年6月3日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • ネットショッピングではスマホ・ケータイ・タブレットからの購入は年々増加し、パソコンからの購入を逆転。
  • 40代以下は男女ともにスマホ・ケータイ・タブレットからの購入の方が多い。
  • 50代以上はパソコンからの購入の方が多く、特に男性はパソコンからの購入が多い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2020年1月にスマホ利用者のネットショッピングについて調査を実施しました。

1.スマホ・ケータイ・タブレットからの購入がパソコンからの購入を逆転

ネットショッピングをする際に「パソコンのWebサイトで購入」をしたことがあるか、「スマホ・ケータイ・タブレットのWebサイト・アプリで購入」したことがあるかについて2010年から毎年調査してきました。(どちらからも購入したことがある人は両方に回答しています)

2010年にはパソコンからの購入が72%を占めており、当時はスマホ・ケータイ・タブレットからの購入は14.2%のみでした。パソコンからの購入は年々減少しており、2020年には46.1%になりました。一方でスマホ・ケータイ・タブレットからの購入は年々増加し、2020年には47.9%まで上昇しパソコンからの購入と逆転しました。

表1.ネットショッピング利用時のデバイス調査
[調査対象:スマホを利用する全国・15~79歳男女]

出所:2010年~2020年一般向けモバイル動向調査
注:パソコンからの購入者はスマホ・ケータイ未所有者は含まれていません。

2.若年層は男女ともにスマホ・ケータイ・タブレットから、シニアは男女ともにパソコンから購入

男女で見ていくと、男性は全体ではパソコンから購入している人の方が多かったですが、女性は全体ではスマホ・ケータイ・タブレットからの購入が多かったです。

また男女ともに40代以下はパソコンよりもスマホ・ケータイ・タブレットから購入している方が多いことが明らかになりました。特に女性は10代、20代ではパソコンからの購入は2割以下、男性は10代、20代では3割程度と少なく、圧倒的にスマホ・ケータイ・タブレットから購入しています。

一方で50代以上は男女ともにパソコンからの購入が多く、70代は男女ともにスマホ・ケータイ・タブレットからの購入は2割以下と少なかったです。

ネットショッピングではスマホ・ケータイ・タブレットからの購入が年々増加し、若年層では圧倒的にスマホ・ケータイ・タブレットからの購入が多いです。今後はシニア層がネットショッピングする際に、スマホ・ケータイ・タブレットから購入していくのか継続して見ていきます。

表2. 性年代別ネットショッピング利用時のデバイス動向
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答]

出所:2020年一般向けモバイル動向調査
注:パソコンからの購入者はスマホ・ケータイ未所有者は含まれていません。


調査概要 ―「2020年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6925
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2020年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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