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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【シニア】
60代男性のFacebook、女性のInstagramの利用率2割
(2024年7月18日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 60代男性のFacebook、女性のInstagramの利用率2割(図1
  • LINEの利用率がさらに上がり78%(図2
  • SNSの種類を問わずSNS利用者は外出頻度が多い(図3

調査結果

2024年1月に訪問留置法(調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収)を用いて実査した結果より、SNSの利用について、分析した結果をお伝えします。

1. 60代男性のFacebook、女性のInstagramの利用率2割

シニアがどのくらいSNSを利用しているか、その結果(全国60~80代)は図1に示します。LINEの利用が高く、同年代で比べると女性がより高い傾向です。それ以外のサービスでは、60代男性のFacebook、女性のInstagramの利用率2割でした。

図1. シニアのSNS利用率

2. LINEの利用率がさらに上がり78%

次にシニアのSNSの利用に関して、経年変化(関東60~70代)で見たのが、図2となります。LINEが2ポイント上昇しています。

図2. シニアのSNS利用率(経年推移)

3. SNSの種類を問わずSNS利用者は外出頻度が多い

最後に各SNS利用者と未利用者に分け、外出頻度を比較しました。図3の通り、シニアにおいてはサービスに関係なく、SNS利用者の方が外出頻度は多い結果でした。なお、この傾向は各年代別に分けても、SNS利用者の方が、外出頻度が多かったです。

SNSは連絡手段や情報の共有など、日々の活動と関連しています。そのため、日々の活動が活発なシニアがSNSを利用しているのではないでしょうか。

図3. SNS利用と外出頻度



また、シニアに関する調査結果は「モバイル社会研究所白書2023年版」でも紹介しています。当白書は、シニアに関する調査結果だけではなく、ICT利用状況全般の調査結果をまとめていますので、是非ご覧ください。

モバイル社会研究所白書2023年版(全体)
モバイル社会研究所白書2023年版(シニア調査)

調査概要 ―「2024年シニア調査」―

調査方法 訪問留置調査
調査対象 全国・60~84歳男女
有効回答数 1,130
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期 2024年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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