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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【モバイル】
スマートフォン比率 2010年4%から2025年98%に:買い替えたきっかけは「電池の劣化」2010年約3割から2025年は約5割へ
(2025年4月21日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 携帯電話所有者のスマートフォン比率、2025年には98%
  • スマートフォン比率は調査開始の2010年は4%程度。2015年に5割、2019年に8割、2021年に9割を超えて2025年は98%
  • 買い替えたきっかけは「電池の劣化(長い時間もたなくなった)」2010年は約3割で、2021年から約5割

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2025年1月に携帯電話(スマートフォン・フィーチャーフォン)の所有動向について調査を実施しました。

1. 2010年は4%

2025年1月の調査によると、日本国内で携帯電話の所有者のうちスマートフォン比率が98%となりました。

図1のとおり、モバイル社会研究所で調査を開始した2010年には日本国内におけるスマートフォン比率は約4%でした。

2015年にスマートフォンの比率は5割を突破し、2017年に7割、2019年に8割、2021年には9割を超え、2025年に98%になりました(図1)。

図1. 携帯電話所有者におけるスマートフォン比率
[調査対象:全国・15~79歳男女]

注1:携帯電話所有者(回線契約端末の所有者)が回答
注2:1台目もしくは2台目にスマートフォン所有と回答した場合をスマートフォン所有として算出
注3: タブレット端末はスマートフォンに含める
出所:2010年-2025年一般向けモバイル動向調査

2. 携帯電話の買い替えたきっかけは「電池の劣化(長い時間もたなくなった)」2010年は約3割で2021年から約5割

続けて携帯電話の買い替えたきっかけについて2016年から調査しています。2025年の買い替えたきっかけは「電池の劣化(長い時間もたなくなった)」(52.1%)が突出していました。

続けて「壊れた」(15.9%)、「価格面(ポイント利用など)」(10.1%)、「新モデルが発売された」(8.9%)、「端末の汚れやキズが増えた」(7.5%)でした。この5つの点について2010年から経年調査で見てみました。

買い替えたきっかけとして「電池の劣化(長い時間もたなくなった)」はフィーチャーフォンが多かった2010年には約3割、2013年には約2割でした。その後年々、買い替えたきっかけとして「電池の劣化(長い時間もたなくなった)」の割合は上昇して2021年からは約5割となっています。

また毎年2割弱程度の方が、買い替えたきっかけとして携帯電話が「壊れた」と回答していました。「価格面(ポイント利用など)」、「新モデルが発売された」、「端末の汚れやキズが増えた」は毎年1割程度です。

2010年から2025年まで16年にわたって携帯電話の買い替えたきっかけを調査してきましたが、年によって異なります。詳細な年次ごとの買い替えたきっかけの推移は「モバイル社会白書」にて公開しています。

図2. 携帯電話の買い替えたきっかけの推移「2010~2025年」
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・携帯電話所有者が回答]

携帯電話所有者の所有、利用状況などは、今後レポートやモバイル社会白書などで公開してまいります。
モバイル社会研究所では、スマホ・ケータイの所有の他、買い替えたきっかけ、利用頻度など多くの調査結果を「モバイル社会白書」で公開しています。ホームページでは過去の白書についても公開していますので是非ご覧ください。

調査概要 ―「2025年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,962
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2025年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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