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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【モバイル】
2024年調査 スマートフォン比率97%:2010年は約4%
(2024年4月15日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 携帯電話所有者のスマートフォン比率は2024年は97%
  • スマートフォン比率は調査開始の2010年は4%程度。2015年に5割、2019年に8割、2021年に9割を超えて2024年は97%。
  • 15~19歳女性の約2割がスマートフォン(タブレット含む)2台以上所有

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年1月に携帯電話(スマートフォン・フィーチャーフォン)の所有動向について調査を実施しました。

1. 2024年調査結果のスマートフォン比率は97%

2024年1月の調査によると、日本国内で携帯電話の所有者のうちスマートフォン比率が97%となりました。

図1のとおり、モバイル社会研究所で調査を開始した2010年には日本国内におけるスマートフォン比率は約4%でした。

2015年にスマートフォンの比率は5割を突破し、2017年に7割、2019年に8割、2021年には9割を超え、2024年に97%になりました(図1)。

図1. 携帯電話所有者におけるスマートフォン比率
[調査対象:全国・15~79歳男女] 

注1:携帯電話所有者が回答
注2:1台目もしくは2台目にスマートフォン所有と回答した場合をスマートフォン所有として算出
注3:タブレットはスマートフォンに含める
注4:通信回線の契約のある端末について集計
出所:2010年-2024年一般向けモバイル動向調査

2. 15~19歳女性の約2割がスマートフォン(タブレット含む)2台以上所有

続けて年代別のスマートフォン比率(タブレットを含む)を男女それぞれについて集計しました(図2)。スマートフォン比率は70代のシニア層においても9割を超えています。またシニアでもスマートフォン未所有は1割未満でした。

スマートフォンを2台以上所有している割合は全体で11.4%でした。男性全体で14.2%、女性全体で8.7%と男性の方が2台以上所有している割合がやや高いです。また2台目に占めるタブレットの比率は参考情報をご覧ください。

しかし、年代別の傾向は男女で差異が見られました。男性はスマートフォンを2台以上所有する割合が約11~17%と年代差異が少なかったです。一方、女性は若い世代ほど2台以上所有している割合が高く、特に15-19歳の女性では約2割が2台以上所有しています。

図2. 性年代別スマートフォン(タブレット含む)所有台数 「2024年」(性・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳男女] 

注1:携帯電話所有者が回答
注2:1台目もしくは2台目にスマートフォン所有と回答した場合をスマートフォン所有として算出
注3:タブレットはスマートフォンに含める
注4:通信回線の契約のある端末について集計
出所:2010年-2024年一般向けモバイル動向調査

参考情報

図3. 性年代別 2台目所有のタブレットの比率

注1:携帯電話所有者が回答
注2:1台目もしくは2台目にスマートフォン所有と回答した場合をスマートフォン所有として算出
注3:通信回線の契約のある端末について集計
出所:2010年-2024年一般向けモバイル動向調査

携帯電話所有者の所有、利用状況などは、今後レポートやモバイル社会白書などで公開してまいります。
モバイル社会研究所では、スマホ・ケータイの所有の他、買い替えたきっかけ、利用頻度など多くの調査結果を「モバイル社会白書」で公開しています。ホームページでは過去の白書についても公開していますので是非ご覧ください。


調査概要 ―「2024年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6440
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2024年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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