【ライフスタイル】
敬老の日に考える 離れて暮らす家族との連絡手段 〜LINEメッセージはシニア世代にも浸透、別居の孫がいる人で高い傾向〜(2026年9月17日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所が2026年1月に全国の15歳~79歳の男女を対象に実施したWeb調査結果より、離れて暮らす家族との連絡手段についての調査結果についてお伝えします。
1. 離れて暮らす家族との連絡手段はLINEメッセージが主流に 2026年は5割超
別居の家族・親族との日常会話で最も多く使う手段について、2014年から2026年までの推移を集計しました(図1)。
2014年はメールやスマホ・ケータイ、固定電話による通話が中心でしたが、LINEメッセージの利用が拡大し、2019年には最も多く使う手段となりました。2026年は55%と過半数を占め、他の手段を大きく上回っています。
一方、メール(PC、スマホ・ケータイによる)は2026年に7%、家の固定電話は5%となり、2014年と比べて大きく低下しました。
これに対し、スマホやケータイなどによる通話(LINE通話を含む固定回線以外での通話)は2026年でもおよそ2割で推移しており、大きな減少はみられませんでした。LINEメッセージが主要な連絡手段となった一方で、スマホやケータイなどによる通話も2割前後で推移しており、離れて暮らす家族との連絡では今なお利用されていることがうかがえます。
図1. 別居の家族・親族との日常会話で最も多く使う連絡手段 [%]
(2014年~2026年調査)
※スマホ・ケータイ所有者のうち、1年以内に別居の家族・親族と日常会話を行った人が対象
※「その他」はビデオ通話、LINE以外のソーシャルメディアでのメッセージ、手紙
※2017~2020年は「その他」に含まれる一部項目を聴取していないため、該当期間の値は表示していない
2. シニア層でもLINEメッセージが過半数 世代差は縮小
続いて、2026年時点の連絡手段を世代別にみると、若年層(10~20代)・中年層(30~50代)・シニア層(60代以上)のいずれにおいても、最も多く利用されている手段はLINEメッセージでした(図2-1)。シニア層でも53%と過半数を占めており、LINEメッセージが主要な連絡手段となっています。
一方、スマホやケータイなどによる通話の割合は年代が上がるにつれて高くなる傾向がみられ、シニア層では他の世代より高い割合となりました。
図2-1. 世代別 別居の家族・親族との日常会話で最も多く使う連絡手段[%]
(2026年調査)
※スマホ・ケータイ所有者のうち、1年以内に別居の家族・親族と日常会話を行った人が対象
※「その他」はビデオ通話、LINE以外のソーシャルメディアでのメッセージ、手紙
また、LINEメッセージの割合の推移をみると、2014年と比較しすべての年代で上昇しています(図2-2)。特に、2014年には若年層とシニア層の間に大きな差がみられましたが、2026年には若年層59%、シニア層53%となり、その差は6ポイントまで縮小しました。LINEメッセージは若年層だけでなくシニア層にも広く浸透しており、世代差も小さくなっていることがうかがえます。
図2-2. 世代別 別居の家族・親族との日常会話でLINEメッセージを最も多く使う [%]
(2014年~2026年調査)
※スマホ・ケータイ所有者のうち、1年以内に別居の家族・親族と日常会話を行った人が対象
3. 別居の孫がいるシニアほどLINEメッセージが主要な連絡手段
最後に、シニア層を対象に、別居の孫の有無別にLINEメッセージを最も多く使う人の割合の推移をみました(図3)。別居の孫がいる人は、調査を開始した2018年以降、一貫してシニア全体を上回って推移しています。
2026年のLINEメッセージの割合は、別居の孫がいる人が57%、シニア全体が53%、別居の孫がいない人が49%となりました。別居の孫がいる人といない人との差は8ポイントであり、この差は近年だけでなく2018年以降継続してみられています。
このことから、シニア層全体でLINEメッセージが主要な連絡手段として定着する中でも、別居の孫がいる人の方がLINEメッセージを主な連絡手段とする割合が高く、孫世代とのコミュニケーションがデジタルコミュニケーション利用の広がりを後押ししている可能性が示唆されます。
敬老の日を前に、離れて暮らす家族とのコミュニケーションを振り返ると、連絡手段の中心はLINEメッセージへと移り変わっていることがわかりました。一方で、スマホやケータイなどによる通話も引き続き利用されており、離れて暮らす家族との連絡に活用されていることがうかがえます。
※別居の孫の有無は家族構成に関する設問によるものです。ここでのLINEメッセージの割合は「別居の家族・親族との日常会話で最も多く使う手段」としてLINEメッセージを選択した人の割合を示しています。
図3. 別居の孫の有無別 別居の家族・親族との日常会話でLINEメッセージを最も多く使う(シニア層)[%]
(2018年~2026年調査)
※スマホ・ケータイ所有者のうち、1年以内に別居の家族・親族と日常会話を行った人が対象
モバイルICTの利用動向に関する調査結果を「モバイル社会白書2025年版」でまとめていますので、ぜひご覧ください。
モバイル社会白書2025年版(全体)
調査概要 ―「出典:2026年 一般向けモバイル動向調査」―
| 調査方法 | Web調査 |
|---|---|
| 調査対象 | 全国15歳~79歳男女 |
| 有効回答数 | 6,748 |
| サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割り付け |
| 調査時期 | 2026年1月 |
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/
