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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
ここ1,2年でのスマホ利用時間の変化:「長くなった」25%、「短くなった」5%
(2024年8月15日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • ここ1,2年でのスマホ利用時間の変化:「長くなった」25%、「短くなった」5%
  • 10代女性の半数以上が、ここ1,2年でのネット動画の視聴時間が長くなったと回答
  • ここ1,2年でのテレビの視聴時間の変化:「長くなった」よりも「短くなった」のほうが多い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年2月にスマホ利用の実態について調査しましたので、その結果をお伝えします。

1. ここ1,2年でのスマホ利用時間の変化:「長くなった」25%、「短くなった」5%

スマホ利用者を対象に、ここ1,2年でのスマホ利用時間の変化について調査しました。その結果、全体の1/4に当たる25%が「長くなった」と回答しました。各年代において女性のほうが「長くなった」割合が高かったです。男女とも10代は「長くなった」と回答した割合が高く、10代女性では約6割が「長くなった」と回答しました。ただし、この中にはスマホを使い始めた人も含まれるため、スマホを持ち始めたことも含め、ほかの年代に比べスマホ利用時間が増えている人が多いといえます。また、男女とも20代~30代は「短くなった」と回答した人が1割程度となっており、ライフスタイルの変化等によってスマホの利用時間が短くなっている人も一定存在することがうかがえます。

図1. ここ1,2年でのスマホ利用時間の変化(年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5719]

※「長くなった」には「使い始めた」も含む
出所:2024年スマホ利用者行動調査

2. 10代女性の半数以上が、ここ1,2年でのネット動画の視聴時間が長くなったと回答

次に、ネット動画(YouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオ など)の視聴時間について、ここ1,2年でどう変化したかを調査しました。その結果、全体の2割強が「長くなった」と回答しました。各年代で女性のほうが「長くなった」割合が高く、男女とも若年層ほど「長くなった」割合が高いことがわかりました。10代女性では「長くなった」が半数以上と最多で、ほかの性年代では「変わらない」が多数を占めていました。また、もともとネット動画を視聴していない割合は高年層ほど高く、男女とも70代の約4割はもともと視聴していないと回答しました。

図2. ここ1,2年でのネット動画の視聴時間の変化(性年代別)
[調査対象:全国・15~79歳・スマホ利用者・n=5719]

※「長くなった」には「やり始めた」も含み、「短くなった」には「やめた」も含む
出所:2024年スマホ利用者行動調査

3. ここ1,2年でのテレビの視聴時間の変化:「長くなった」よりも「短くなった」のほうが多い

次に、テレビ(地上波、BS、CSなど)の視聴時間について、ここ1,2年でどう変化したかを調査しました。その結果、全体の1割弱が「長くなった」、2割強が「短くなった」と回答しており、短くなった割合のほうが高いことが明らかとなりました。男女とも若年層のほうが「長くなった」「短くなった」ともに割合が高く、男性10代では「長くなった」14%、「短くなった」36%、女性10代では「長くなった」23%、「短くなった」35%でした。また、男女とも30代以上では「長くなった」と回答した人は1割弱となっており、多くは「変わらない」もしくは「短くなった」ことがわかりました。

図3. ここ1,2年でのテレビの視聴時間の変化(性年代別)
[調査対象:全国・15~79歳・スマホ利用者・n=5719]

※「長くなった」には「やり始めた」も含み、「短くなった」には「やめた」も含む
出所:2024年スマホ利用者行動調査

調査概要 ―「2024年 スマホ利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 5,719
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ利用率を調査。調査結果からスマホ利用者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2024年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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