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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
犬と同居している人は活動的でiPhoneユーザーが多い、猫と同居している人はスマホ利用時間が長くAndroidスマホユーザーが多い
(2023年9月14日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 犬と同居している人はiPhoneが多く、猫と同居している人はAndroidスマホが多い
  • 猫と同居している人はプライベートのスマホ利用時間が長い
  • 犬や猫と同居している人は仲間・友達とのメール、LINE、電話が活発な傾向
  • 犬と同居している人は仲間・友達との旅行・趣味の集まり、ボランティア活動への参加が活発

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にライフスタイルとペットとの関係について調査を実施しました。

1. 犬と同居は7%、猫と同居は6%、犬と猫との同居は1%

図1は全国の15~79歳の男女について、犬や猫と同居している人の割合を性・年代(3区分)毎に示したものです。犬や猫と同居している割合は12~17%であり、男女とも幅広い年代で犬や猫と同居していることが分りました。猫との同居は平均6.2%ですが、女性は男性よりも猫と同居している割合が全年代で高いことが分りました。犬との同居は平均7.2%ですが、男性40~79歳、女性40~59歳において割合が高めでした。

図1.犬や猫と同居している割合(性年齢別)
[調査対象:全国・15~79歳・n=7166]

2. 犬と同居している人はiPhoneが多く、猫と同居している人はAndroidスマホが多い

図2は利用端末について、iPhoneとAndroidスマホに着目して、犬や猫との同居の有無に着目して調べたものです。犬と同居している人はiPhoneが5割を超えておりiPhoneユーザーが多いことが分りました。一方で猫と同居している人はiPhoneが4割、Androidスマホが5割強となっておりAndroidスマホが多いことが分りました。なお、犬と猫の両方と同居している人の1割がAndroidスマホとiPhoneの両方を利用していることが分りました。

図2.  犬や猫との同居と利用しているスマートフォンとの関係
[調査対象:全国・15~79歳・n=7166]

3. 猫と同居している人はプライベートのスマホ利用時間が長い傾向

図3はプライベートでのスマホ利用状況について、犬や猫との同居の有無に着目して調べたものです。

猫と同居して人はプライベートでのスマホ利用時間が最も長く、31%が4時間以上利用していました。

これに対して、4時間以上スマホを利用しているのが最も少なかったのは犬と同居している人でした。

図3.   犬や猫との同居とプライベートのスマホ利用時間との関係
[調査対象:全国・15~79歳・n=7166]

4. 犬や猫と同居している人は仲間・友達とのメール、LINE、電話が活発な傾向

図4はメール、LINE、電話などを用いた仲間・友達とのやりとりについて、犬や猫との同居の有無に着目して調べたものです。犬や猫と同居して人は同居していない人よりもやりとりが活発になり、犬と猫の両方と同居している人がもっとも活発であることがわかりました。

図4. 犬や猫との同居と仲間・友達との交流[メール等]との関係
[調査対象:全国・15~79歳・n=7166]

5. 犬と同居している人は仲間・友達との旅行・趣味の集まりや外食、ボランティア活動が活発

図5は仲間・友達との旅行・趣味の集まりや外食などの交流について、図6は奉仕活動・ボランティア活動への参加について、それぞれ犬や猫との同居の有無に着目して調べたものです。

猫と同居している人の仲間・友達との交流や奉仕活動等への参加については、犬や猫と同居していない場合と大きな差は認められませんでした。しかし、犬と同居している人は仲間・友達との交流、奉仕活動等への参加ともに活発となり、犬と猫の両方と同居している人は更に活発であることがわかりました。

図5. 犬や猫との同居と仲間・友達との交流[外食等]との関係
[調査対象:全国・15~79歳・n=7166]



図6. 犬や猫との同居と奉仕活動・ボランティア活動との関係
[調査対象:全国・15~79歳・n=7166]

今回の調査結果から、犬と同居している人は仲間・友達との交流や奉仕活動等への参加が活発であるが、猫と同居している人はそうでは無く、プライベートでのスマホ利用時間が長い傾向であることがわかりました。

犬と猫は最も一般的な同居ペットですが、同居ペットが犬か猫かによってその人のライフスタイルに違いがあることが今回調査により確認できました。

調査概要―「2023年 健康意識調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 7,166
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントにおいて日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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