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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
スマホ利用時間の大半が楽しい時間:10代の4割
(2023年8月14日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホ利用時間に占める楽しい時間の割合が8割以上:10代の約4割
  • スマホ利用時間が楽しいと感じていると、スマホ利用時間が長い
  • スマホ利用時間が楽しいと、利用サービスも多い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にスマホ利用者を対象として、スマホ利用実態について調査しましたので、その結果をお伝えします。

1. スマホ利用時間の大半が楽しい時間:10代の約4割

スマホ利用者を対象に、スマホの利用時間の大半(8割以上)が楽しい時間だと感じている人がどの程度いるか調査しました。全体の約2割がスマホ利用時間の大半が楽しい時間と回答し、女性のほうが男性よりも5ポイント程度高かったです。若年層のほうがその割合が高く、10代は約4割がスマホ利用の大半が楽しい時間だと感じていることが明らかとなりました。一方で、60代~70代ではその割合が1割程度にとどまっていました。

図1. スマホ利用時間の大半が楽しい時間と感じる人の割合
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

出所:2023年スマホ利用者行動調査

2. スマホ利用時間が楽しいと感じているとスマホ利用時間が長い

次に、スマホ利用者を対象に、スマホを1日4時間以上利用する人の割合を調査しました。年代別に、「スマホ利用時間の大半が楽しい」と回答した人とそうでない人とで比較したところ、すべての年代において、楽しいと感じている人のほうが1日4時間以上利用する割合が高くなっていました。10代~20代では、楽しいと感じている人の約8割が1日4時間以上利用すると回答しており、そうでない人と比較して20ポイント程度高いことがわかりました。また、60代~70代では、楽しいと感じている人の約3割がスマホを1日4時間以上利用していることが明らかとなりました。

図2.  スマホ利用時間が1日4時間以上の人の割合
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

※「それ以外」は、「スマホ利用時間のうち、楽しい時間は8割未満」と回答した人
出所:2023年スマホ利用者行動調査


3. スマホ利用時間が楽しいと、利用サービスも多い

次に、スマホ利用の大半が楽しいと感じている人とそうでない人とで、スマホでの各種サービスの利用率に違いがあるかを調査しました。その結果、調査した各サービスについて、スマホ利用が楽しいと感じている人のほうが高い利用率を示しました。楽しいと感じている人とそれ以外の人とで比較してその差が大きいのは、動画視聴、SNS・ソーシャルメディア、ゲームの順で、動画視聴については30ポイント以上の差がありました。スマホ利用時間の大半が楽しいと感じている人は、特定のサービスを娯楽的に利用しているのではなく、多種のサービスを利用していることがわかりました。

図3. 各種サービスの利用率
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

※「それ以外」は、「スマホ利用時間のうち、楽しい時間は8割未満」と回答した人
出所:2023年スマホ利用者行動調査

調査概要―「2023年 スマホ利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 5,652
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2023年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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