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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
「寝る前に布団の中でスマホ」20代女性の約9割
(2023年7月20日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 就寝前に布団に入りながらスマホを使用するのは全体の6割超。割合が高いのは20代女性で約9割、割合が低いのは70代男性で3割弱。
  • 起床後すぐにスマホを使用するのは全体の7割超。
  • 就寝前・起床後ともに「メール・メッセージのチェック」の割合が高い。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にスマホ利用者を対象として、起床後と就寝前のスマホの利用実態について調査しましたので、その結果をお伝えします。

1. 就寝前に布団に入りながらスマホを使用するのは全体の6割超

スマホ利用者を対象に、就寝前に布団に入りながらスマホを使用する割合を調査したところ、全体の6割超の人が就寝前にスマホを使用すると回答しました。男女とも年代差が大きく、高年層のほうが使用する割合が低くなっていました。男性では、10代~30代は約8割、40代は約7割、50代は約5割となっていました。女性では20代が約9割と最も高く、10代、30代~40代が約8割、50代が約6割でした。また、男女とも60代~70代では就寝前にスマホを使う割合は半数以下となっていました。

図1. 就寝前に布団に入りながらスマホを使用する割合
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

出所:2023年スマホ利用者行動調査

2. 起床後すぐにスマホを使用するのは全体の7割超

次に、スマホ利用者を対象に、起床後すぐにスマホを使用する割合を調査したところ、全体の7割超の人が起床後すぐにスマホを使用すると回答しました。男性では、10代~30代は約8割、40代~60代は約7割、70代は約5割となっていました。女性では20代が87%と最も高く、10代、30代40代が約8割、50代~70代が約7割となっていました。就寝前のスマホ利用に比べて年代差が少なく、最も割合が低い男性70代でも半数以上が起床後すぐにスマホを使用していることがわかりました。

図2.  起床後すぐにスマホを使用する割合
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

出所:2023年スマホ利用者行動調査


3. 就寝前・起床後ともに「メール・メッセージのチェック」の割合が高い

次に、スマホ利用者を対象に、就寝前に布団に入りながら何をしているか、起床後すぐにスマホで何をしているかそれぞれ調査しました。就寝前および起床後ともに「メールやメッセージのチェック」をしている割合が最も高く、就寝前では全体の約3割、起床後では全体の約5割が「メールやメッセージのチェック」をしていました。次いで、「ニュース、天気予報、交通状況の確認」の割合が両者とも高く、起床後の利用については約4割でした。「動画の視聴」をする割合は、就寝前では2割を超えており、起床後と比べてその割合が10pt程度高くなっていました。また、「SNSのチェック」については、就寝前、起床後ともに2割を超えていました。

図3. 就寝前および起床後すぐにスマホで行っていること(複数回答)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

出所:2023年スマホ利用者行動調査

調査概要 ―「2023年 スマホ利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 5,652
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2023年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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