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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
約4割が歩数データをスマホ、タブレット、PCと連携取得
(2023年6月29日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマートウォッチ利用率は約1割
  • 約4割が歩数データをスマホ、タブレット、PCと連携取得
  • 60-79歳は、同世代の人と比べて自分は健康であると思う傾向
  • 身体活動の時間が長いほど、同世代の人と比べて自分は健康であると思う傾向

調査結果

2023年に実施した健康意識とICT利活用の調査から、『現在利用している機器』、『スマホ、タブレット、PCと連携して取得しているデータ』、 『“同世代の人と比べて、自分は健康であるか?”という健康意識』、『身体活動と健康意識』に関する結果をお伝えします。

1. スマートウォッチ利用率は約1割

現在利用している機器について調査したところ、スマートウォッチの利用率は約1割、また男性の利用率のほうがわずかに高いことがわかりました。体組成計、血圧計の利用率は世代が上がるほど増加し、60-79歳の血圧計の利用率は約6割であることが明らかになりました。(図1)

図1. 現在利用している機器


出所:2023年健康意識とICT利活用調査

2. 約4割が歩数データをスマホ、タブレット、PCと連携取得

スマホ、タブレット、PCと連携して取得しているデータを調査したところ、ICT機器に慣れ親しんだ若年層だけでなく、シニア層も同様に連携取得していることが明らかになりました。(図2)

また、約4割が歩数データを連携取得していることが確認できました。バイタルデータ(血圧・心拍数・体温など)は、男性60-79歳の14.1%が連携取得、GPSと連動した運動データ(自転車、ランニング、登山ログ等)は男性15-39歳の12.5%が連携取得していることがわかりました。

図2. スマホ、タブレット、PCと連携して取得しているデータ(複数回答)

出所:2023年健康意識とICT利活用調査



3. 60-79歳は、同世代の人と比べて自分は健康であると思う傾向

 “同世代の人と比べて、自分は健康であるか?”という健康意識について調査した結果、男女ともに同様の傾向であることがわかりました。 “そう思う”と“ややそう思う”を足し合わせた健康である意識に着目すると、60-79歳は他の世代と比較して高くなり、特に女性はその傾向が高いことが明らかになりました。(図3)

図3. 健康意識:同世代の人と比べて、自分は健康であるか?

出所:2023年健康意識とICT利活用調査

4. 身体活動の時間が長いほど、同世代の人と比べて自分は健康であると思う傾向

日常生活の歩行または同等の身体活動(仕事も含む)の1日合計と“同世代の人と比べて、自分は健康であるか?”という健康意識について調査したところ、身体活動の時間が長いほど、同世代の人と比べて自分は健康であると思う傾向が明らかになりました。

とくに、60-79歳ではその傾向がより強くなることがわかりました。とりわけ120分以上の身体活動を行う女性60-79歳の34.1%が、“そう思う”と答えており、自身の健康に対する意識が高くなる傾向があることがわかりました。(図4)

図4. 日常生活の歩行または同等の身体活動(仕事も含む)の1日合計と健康意識

出所:2023年健康意識とICT利活用調査

調査概要 ―「健康意識とICT利活用調査2023」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 7,166
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2023年2月

今後も健康意識とICT利活用状況等、分析を進めていきます。

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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