【ライフスタイル】
日常の買い物における「非現金派」約6割:10代・学生は「現金派」
(2023年6月12日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 「非現金派」「どちらかというと非現金派」約6割。
- 10代の6割超え、20代の約半数は「現金派」「どちらかというと現金派」。
- 学生の約6割は「現金派」「どちらかというと現金派」・オフィスワーカーの約7割は「非現金派」「どちらかというと非現金派」。
- 東日本で「非現金派」「どちらかというと非現金派」が高い傾向。
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月に日常の買い物での支払いに関する調査を実施しました。
1. 「非現金派」「どちらかというと非現金派」約6割
日常の買い物における支払い方法(現金派か非現金派)について調査しました。非現金派とは買い物の支払いに、「クレジットカード、交通系ICカード、QRコード決済」などで決済を行う方たちです。
「現金派」「どちらかというと現金派」は全体で約4割、「非現金派」「どちらかというと非現金派」が全体で約6割でした。性別で大きな差はありませんでしたが、男性が若干「非現金派」が多かったです(図1)。
図1. (性別)現金派か非現金派か
[調査対象:全国・15~79歳・男女・n=6151]
2. 10代の6割超えは「現金派」「どちらかというと現金派」
また年代別に見ますと、「現金派」「どちらかというと現金派」は10代で63%、20代で45.3%でした。若年層は「現金派」が多いのが伺えます。一方で30~70代までは「非現金派」「どちらかというと非現金派」が約6割でした(図2)。
図2. (年代別)現金派か非現金派か
[調査対象:全国・15~79歳・男女・n=6151]
3. 学生の約6割は「現金派」「どちらかというと現金派」・オフィスワーカーの約7割は「非現金派」「どちらかというと非現金派」
続けて職業別で「現金派」か「非現金派」の割合を見てみました。多かったのは学生の約6割が「現金派」「どちらかというと現金派」でした。
専業主婦・主夫の約6割、役員・管理職・自由業、事務系・技術系従事者(いわゆるオフィスワーカー)の約7割が「非現金派」「どちらかというと非現金派」でした(図3)。
図3.(職業別)現金派か非現金派か
[調査対象:全国・15~79歳・男女・n=6151]
4. 東日本「非現金派」「どちらかというと非現金派」が高い傾向
続けて地域別で「非現金派」「どちらかというと非現金派」の割合を見てみました。「非現金派」「どちらかというと非現金派」の合計が高かったのは関東が63.6%でした。北海道・東北、東海、近畿が6割を超えていました。中国、四国、九州は約5割でした。全体として東日本の方が高い傾向が見られました(図4)。
図4.地方別にみる「非現金派」「どちらかというと非現金派」の割合
[調査対象:全国・15~79歳・男女・n=6151]
調査概要 ―「2023年次世代ライフスタイル調査」―
調査方法 | Web |
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調査対象 | 全国・15~79歳男女 |
有効回答数 | 6151 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付 |
調査時期 | 2023年2月 |
問い合わせ先
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