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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
何かに集中しているときにスマホに邪魔された経験あり:スマホ利用者の4割以上
(2023年5月25日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホ利用者の4割以上は何かに集中しているときにスマホに邪魔された経験あり
  • 自身でプッシュ通知の設定・解除をしているのはスマホ利用者の3割程度

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にスマホ利用者を対象としてスマホ利用時の経験等について調査しましたので、その結果をお伝えします。

1. スマホ利用者の4割以上は何かに集中しているときにスマホに邪魔された経験あり

スマホ利用者を対象に、何かに集中しているときにスマホに邪魔されたことがあるか調査した結果、全体の4割以上が邪魔された経験があることがわかりました。性別では経験の有無について大きな差は見られませんでした。年代が低くなるにつれてスマホに邪魔された経験をしている割合が高くなっており、10代では約7割、20代と30代では約6割が経験していることがわかりました。一方で、70代でスマホに邪魔された経験があるのは3割以下でした。

図1. 何かに集中しているときにスマホに邪魔された経験の有無(性年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

出所:2023年スマホ利用者行動調査

2. 自身でプッシュ通知の設定・解除をしているのはスマホ利用者の3割程度

次に、スマホに邪魔されない対策の一つとして挙げられるプッシュ通知の設定・解除について、自身で設定している割合はどの程度か調査しました。その結果、自身でプッシュ通知の設定・解除をしているのは全体の約3割でした。男性は30代が35.6%と最も高く、次いで20代が32.9%、40代が30.8%でともに3割を超えていました。女性は10代が45.4%と最も高く、次いで30代が39.4%、20代が38.2%でともに4割近くになっていました。また、10代~50代までは女性のほうが設定・解除をしている割合が高かったですが、60代~70代では男性のほうが割合が高いことが明らかとなりました。

図2. 自身でスマホのプッシュ通知の設定・解除をしている割合(性年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=5,652]

出所:2023年スマホ利用者行動調査

調査概要 ―「2023年 スマホ利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 5,652
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2023年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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