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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
デバイスの利用頻度:スマホは所有者の9割超が「毎日利用」、パソコンは約7割が「毎日利用」も性年代差が顕著
(2023年4月13日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホ所有者の9割超がスマホを「毎日利用」
  • タブレット所有者の約5割が「毎日利用」、約3割は「週1日程度かそれより少ない」
  • パソコンは、所有者7割弱が「毎日利用」し、高年層・男性の利用頻度が高い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にスマホ利用者を対象として情報機器の利用実態を調査しました。その中から、スマホとタブレット、パソコンの利用頻度に関して分析しましたので、その結果をお伝えします。

1. スマホ所有者の9割超がスマホを「毎日利用」

スマホ所有者を対象に、スマホの利用頻度について調査した結果、全体の93%が「ほぼ毎日」スマホを利用していることがわかりました。このうち、10代~60代では男女ともに9割を超えていました。また、70代では男女ともに1割以上の人は、スマホの利用頻度が「週2~5日程度」もしくは「週1日程度かそれより少ない」ことがわかりました。
年代によらず多くの人にとってスマホは毎日使うものであることがわかりました。

図1. スマホの利用頻度(性年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホを所有する男女・n=5,652]

※仕事での利用を除く
出所:2023年スマホ利用者行動調査

2. タブレット所有者の約5割が「毎日利用」、約3割は「週1日程度かそれより少ない」

次に、タブレット所有者を対象に、タブレットの利用頻度について調査しました。その結果、全体の約半数がタブレットを「ほぼ毎日」利用していることがわかりました。また、利用頻度が「週1日程度かそれより少ない」と回答した人は3割を超えていました。性年代別では、男性は若年層が「ほぼ毎日」利用する割合が高く、10代~20代では半数を超えていました。一方で、女性は高年層のほうが「ほぼ毎日」利用する割合が高く、50代~70代の半数以上となっていました。

図2. タブレットの利用頻度(性年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のタブレットを所有する男女・n=1,819]

※タブレットの所有状況について「自分専用のものがある」および「共有のものがある」と回答した人が対象
※仕事での利用を除く
出所:2023年スマホ利用者行動調査

3. パソコンは、所有者7割弱が「毎日利用」し、高年層・男性の利用頻度が高い

次に、パソコン所有者を対象に、パソコンの利用頻度について調査しました。その結果、全体の66%がパソコンを「ほぼ毎日」利用していると答え、パソコン所有者の多くがほぼ毎日パソコンを利用していることがわかりました。男女とも高年層になるほど「ほぼ毎日」利用する割合が増加し、70代女性は84%、70代男性では90%の人が「ほぼ毎日」利用することが明らかになりました。一方で、若年層では「ほぼ毎日」利用する割合は低く、男性は10代~20代の「ほぼ毎日」利用する割合が55%、女性では10代~30代の「ほぼ毎日」利用する割合が4割に満たないことがわかりました。

図3. パソコンの利用頻度(性年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のパソコンを所有する男女・n=4,503]

※パソコンの所有状況について「自分専用のものがある」および「共有のものがある」と回答した人が対象
※仕事での利用を除く
出所:2023年スマホ利用者行動調査

調査概要 ―「2023年 スマホ利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 5,652
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2023年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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