このページの本文へ移動

モバイル社会研究所

メニュー

通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
オンライン会議実施している方は約3割:「話をしていない時にはミュートにしている」約5割「遅れないように事前に接続の準備」約4割
(2023年2月20日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • オンライン会議を実施しているのは全体の約3割程度。2021年から微増。
  • オンライン会議のマナー「話をしていない時にはミュート」約5割、「事前に接続準備」が4割超。どの項目でも2021年よりも増加。
  • 「特に何もしていない」は2021年よりも減少して13.4%。「話をしていない時にはミュート」にしている70代は2021年の8.2%から27.6%に。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2022年2月にオンラインでの会議でのマナーに関する調査を実施しました。

1. オンライン会議している方は約3割・10代が約5割

2021年と2022年でオンライン会議をしている人たちの年代別での比率を比較してみました。

全体では2021年にはオンライン会議を実施している割合は26.7%で2022年には28.1%と微増でした。年代別では10代が2021年には4割程度でしたが、2022年には約5割になりました。またシニアの60代は2021年の16.2%から2022年は19.7%へ、70代は9.6%から12.4%と約3ポイント増加していました。

図1.オンライン会議の実施率[複数回答]
[全国・15~79歳の男女・n=6240(2021年・2022年)]



2. 「話をしていない時にはミュートにしている」が約5割、どの項目も2021年より増加

オンラインでの会議を行っている人たちが普段からオンライン会議の際に意識しているマナーについて調査したところ「話をしていない時にはミュートにしている」が46.7%と一番高く、2021年より4ポイント上がっていました。

続いて「遅れないように事前に接続の準備をしている」が43.2%、「家族やプライベートなものが映らないように配慮」が36.3%、「相手の顔を映すことを強要しない」が29.8%と続きました。どの項目でも2021年よりも増加していました。

またオンライン会議時にマナーを意識した行動を「特に何もしていない」という方は13.9%で、2021年の16.9%よりも3.5ポイント減少していました。 コロナ禍で様々な場面でオンライン会議が普及して、オンライン会議に慣れてきていることが示唆されます。

図2. オンライン会議の際に意識しているマナー行動[複数回答]
[全国・15~79歳のオンライン会議を実施している男女・n=1666(2021年)n=1756(2022年)]

3. 「話をしていない時にはミュート」どの世代でも増加、70代は2021年よりも約20ポイント増

続けて「話をしていない時にはミュートにしている」を年代別に調査してみると、10~20代は5割を超えていました。30~60代も4割以上が話をしていない時にはミュートにしていました。どの世代においても、2021年よりも「話をしていない時にはミュートにしている」人は増加していました。

特に60代は2021年は35.0%でしたが、2022年には43.4%、70代は8.2%でしたが、27.6%が話をしていない時にはミュートにしていました。

図3. 年代別オンライン会議で「話をしていない時にはミュートにしている」[複数回答] 
[全国・15~79歳のオンライン会議を実施している男女・n=1666(2021年)n=1756(2022年)]

出所:2021年・2022年次世代ライフスタイル調査

4. 「特に何もしていない」どの世代でも減少

またオンライン会議を実施している人で、マナーを意識した行動で「特に何もしていない」と回答した人は10~70代まで2021年と比べて減少していました。つまりオンライン会議時に何かしらマナーを意識した行動をするようになりました。

特に60代は2021年には30.0%でしたが2022年には15.3%と半減しました。また70代は2021年には35.3%でしたが、25.2%まで減少しました。

図4. 年代別オンライン会議で「特に何もしていない」[複数回答]
[全国・15~79歳のオンライン会議を実施している男女・n=1666(2021年)n=1756(2022年)]

出所:2021年・2022年次世代ライフスタイル調査

調査概要 ―「2022年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6240
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2022年2月

調査概要 ―「2021年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6240
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

page top