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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
20代の約6割が「歩きスマホ」やっている・シニア女性の約6割が「他人の歩きスマホ」が気になる
(2022年11月7日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 全体の約4割が「歩きスマホ」を行っている。若年層ほど「歩きスマホ」を行う傾向があり、20代は男女ともに約6割。
  • 全体の約5割が他人の「歩きスマホ」が気になる。シニア女性ほど他人の「歩きスマホ」が気になる傾向があり、50~70代女性の6割。
  • 「友達が何か変わったものを持っていても、あまり気にならない方」6割以上が「歩きスマホ」やらない。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2022年1月にスマホ・ケータイ所有者の「歩きスマホ」の動向について調査を実施しました。

1. 若年層ほど「歩きスマホ」20代は男女ともに約6割

歩行中のスマホ利用(通話、メール、SNS、動画、サイト閲覧等)、いわゆる「歩きスマホ」を行っているかどうかを性年代別に調査しました。

全体で4割の方が「歩きスマホ」を行っていました。性年代別で見ると、20代女性が64.5%、20代男性が59.8%と高かったです。10~30代は男女ともに半数以上が「歩きスマホ」を行っていると回答していました。若年層ほど「歩きスマホ」を行う傾向が見られ、70代は男女ともに2割以下しか「歩きスマホ」は行っていませんでした。

図1. 性年代別「歩きスマホ」を行う比率
[調査対象:全国15~79歳男女・n=6587]

出所:2022年一般向けモバイル動向調査


2. シニア女性ほど他人の「歩きスマホ」が気になる:50~70代女性の6割

また他人の「歩きスマホ」が気になるかどうかを調査しました。全体で5割の方が他人の「歩きスマホ」は気になると回答していました。女性全体の57%、男性全体の約50%と女性の方が男性よりも他人の「歩きスマホ」が気になります。
70代女性の64.9%、60代女性の63.2%、50代女性の60.3%が他人の「歩きスマホ」が気になると回答していました。

図2.  性年代別他人の「歩きスマホ」が気になる比率
[調査対象:全国15~79歳男女・n=6587]

出所:2022年一般向けモバイル動向調査

3. 「友達が何か変わったものを持っていても、あまり気にならない方」6割以上が「歩きスマホ」やらない

「友達が何か変わったものを持っていると、すぐ欲しくなる方だ」もしくは「友達が何か変わったものを持っていても、あまり気にならない」のどちらに属すると思いますかという問いで、「あまり気にならない」と回答した人の6割超えは「歩きスマホ」を行っていませんでした。

「レストランなどでは、今まで食べたことのなかったものを注文するのが楽しみである」もしくは「レストランなどでは、いつもなじみのものを食べる方が安心でよい」のどちらに属すると思いますかという問いで、「いつもなじみのものを食べる方が安心でよい」と回答した人の6割は「歩きスマホ」を行っていませんでした。

「同じものをいつまでも使っていると、飽きてしまう方だ」もしくは「同じものをいつまでも使っていると、古いものに愛着が出てなかなか取り換えられない方だ」のどちらに属すると思いますかという問いで、「古いものに愛着が出てなかなか取り換えられない方だ」と回答した人の6割超えは「歩きスマホ」を行っていませんでした。

「仕事など、いつもできるだけ目先の変わった新しい仕事をしたい」もしくは「仕事など、いつもの仕事を同じようにやっていられればその方が安心でよい」のどちらに属すると思いますかという問いで、「いつもの仕事を同じようにやっていられればその方が安心でよい」と回答した人の6割超えは「歩きスマホ」を行っていませんでした。

「臨時の収入があった場合、すぐに使ってしまう方だ」もしくは「臨時の収入があった場合、貯えておいて特別な支出に回す方だ」のどちらに属すると思いますかという問いで、「貯えておいて特別な支出に回す方だ」と回答した人の6割超えは「歩きスマホ」を行っていませんでした。

「ほしいものがあった場合、月賦やローンを利用してもすぐ品物を手に入れる方だ」もしくは「ほしいものがあった場合、お金を積み立ててから買う方だ」のどちらに属すると思いますかという問いで、「お金を積み立ててから買う方だ」と回答した6割は「歩きスマホ」を行っていませんでした。

図3. ライフスタイル別「歩きスマホ」を行う比率
[調査対象:全国15~79歳男女・n=6587]

出所:2022年一般向けモバイル動向調査

参考リンク

調査概要 ―「2022年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 7,050
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2022年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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