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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
テレワーク実施者「通勤時間を有効活用」できるようになった方の約1割「家族との人間関係」改善
(2022年8月23日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • コロナ後に悪化「生活での充実感」、「日々の充実感、意欲、やる気」2割超
  • テレワーク実施者で「通勤時間を有効活用」できるようになった方の約12%「家族との人間関係」改善
  • テレワーク実施者で「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」方の約3割が「生活での充実感」悪化

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2022年2月に新型コロナウイルス感染拡大前と比べての意識の変化について調査を実施しました。

1. コロナ後に悪化「生活での充実感」、「日々の充実感、意欲、やる気」2割超

新型コロナウイルス感染拡大前と比べて改善されたのは「家族との人間関係」6.7%、「生活での充実感」5.0%と続きましたが、どの項目も1割未満でした。

新型コロナウイルス感染拡大前と比べて悪化したのは「生活での充実感」、「日々の充実感、意欲、やる気」が約2割となりました。

多くの方が新型コロナウイルス感染拡大前と比べて「変わらない」と回答していました。

図1.コロナ感染拡大前後での意識の変化
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6240]

2. テレワーク「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」約3割が「生活での充実感」悪化

テレワークの実施者で「通勤時間を有効活用できるようになった」と回答した方は、新型コロナウイルス感染拡大前と比べて「家族との人間関係」が改善した方が12.2%、「生活での充実感」が改善した方が10.7 %いました(図2)。

図2. テレワーク実施者で「通勤時間を有効活用できるようになった」と回答した人のコロナ感染拡大前後での意識の変化
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=1461]

またテレワーク実施者で「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」と回答した方は、新型コロナウイルス感染拡大前と比べて「家族との人間関係」が改善した方が11.3%、「生活での充実感」が改善した方が9.1 %いました。一方で「生活での充実感」、「日々の充実感、意欲、やる気」が悪化した方が約3割いました(図3)。

図3. テレワーク実施者で「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」と回答した人のコロナ感染拡大前後での意識の変化
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=1461]

調査概要 ―「2022年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,240
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期 2022年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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