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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
「スマホ利用時間を減らしたほうがよいと思う」スマホ利用者の半数以上
(2022年8月4日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • スマホ利用者の半数以上が、自身のスマホの利用時間を減らしたほうがよいと思っている
  • 女性、若年層のほうが、利用時間を減らしたほうがよいと思う割合が高い
  • スマホの利用時間が長い人ほど利用時間を減らしたほうがよいと思う割合が高い

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2022年2月にスマホ利用者を対象としてスマホの利用時間に関する意識を調査しましたので、その結果をお伝えします。

1. スマホ利用者の半数以上が、自身のスマホ利用時間を減らしたほうがよいと思っている

スマホ利用者を対象に、自身のスマホ利用時間を減らしたほうがよいと思うかを調査したところ、全体の半数以上が「そう思う」「まあそう思う」と回答しました。男性よりも女性のほうが利用時間を減らしたほうがよいと思う割合が10ポイント以上高く、女性の6割超が自身のスマホ利用時間を減らしたほうがよいと「思う」「まあそう思う」と回答していました。また、若年層のほうが減らしたほうがよいと思う割合が高く、10代では「そう思う」「まあそう思う」と回答した割合が8割に達していました。

図1. 自身のスマホ利用時間を減らしたほうがよいと思うか(性・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]

出所:2022年スマホ利用者行動調査

2. スマホの利用時間が長い人ほど利用時間を減らしたほうがよいと思う割合が高い

次に、スマホ利用時間別に自身のスマホの利用時間を減らしたほうがよいと思うかを調査しました。休日のスマホ利用時間別に調査したところ、利用時間が長い人ほど自身のスマホ利用時間を減らしたほうがよいと思う割合が高い傾向が見られました。休日に毎日4時間以上利用する人では約75%が「そう思う」「まあそう思う」と回答しました。一方で、休日の利用時間が1時間未満の人では、利用時間を減らしたほうがよいと思う割合は3割程度にとどまっていました。

図2. 自身のスマホ利用時間を減らしたほうがよいと思うか(スマホ利用時間別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]

出所:2022年スマホ利用者行動調査

次に、年代およびスマホ利用時間別に、自身のスマホの利用時間を減らしたほうがよいと思うかを分析しました。その結果、スマホ利用時間の長さにかかわらず、若年層のほうが利用時間を減らしたほうがよいと思う割合が高い傾向がみられました。

休日の利用時間が2時間以上の場合、20代以下では8割超が「そう思う」「まあそう思う」と回答しましたが、70代では約半数にとどまっており、残りの半数は「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答しました。

休日の利用時間が2時間未満の場合は、20代の半数以上、30代、40代の6割超、10代の7割超が減らしたほうがよいと「思う」「まあそう思う」と回答していました。一方で、70代は7割超がスマホの利用時間を減らしたほうがよいと「思わない」「あまりそう思わない」と回答しました。

図3. 自身のスマホ利用時間を減らしたほうがよいと思うか(スマホ利用時間・年代別)
[調査対象:全国・15~79歳のスマホ利用者・n=6,272]

出所:2022年スマホ利用者行動調査


性年代や利用時間の違いによって、スマホの利用時間に関する意識に違いがあることがわかりました。引き続き、スマホ利用者の利用意識を調査してまいります。

調査概要 ―「2022年 スマホ利用者行動調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,272
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
調査時期 2022年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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