【ライフスタイル】
生活情報を得ているメディア10~20代は「SNS」30~40代は「Web・アプリ」50~70代は「テレビ」・年々減少する「新聞」
(2022年3月23日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 日常的に生活情報を得ているメディアで、一番多いのは「テレビ」。新聞は年々減少。
- 10~20代は「ソーシャルメディア(SNS)」が約6割、30~40代は「Webサイト・アプリ」約5割、50~70代は「テレビ」約5割でトップ。
- 職業別では「テレビ」は専業主婦(主夫)、自由業、パート・アルバイトの約5割、「SNS」は学生の約6割。
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2021年1月にスマホ・ケータイ所有者のメディア利用動向について調査を実施しました。スマホ・ケータイ所有者が週1回以上アクセスし、日常的に生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディアについて調査しました。
1.「テレビ」46%で一番多く、「新聞」は年々減少
週1回以上アクセスし、日常的に生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディアを2014年からの推移を見てみると「テレビ」の利用が最も多く、2014年から毎年約4~5割の方が「テレビ」から日常的に生活情報を得ていることが明らかになりました。
「新聞」は年々、緩やかに減少していき、2014年には46.5%が日常的に生活情報を得ていましたが、2021年には21.0%まで低下しました。
「SNS」は年々増加傾向にあり、2021年には約3割の方が日常的に生活情報を得ていることが明らかになりました。
図1.生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディア利用率の推移(2014年~2021年)
出所:2021年一般向けモバイル動向調査(ソーシャルメディアは2017年から調査)
2.10~20代は「SNS」、30~40代は「Web・アプリ」、50~70代は「テレビ」がトップ
週1回以上アクセスし、生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ているメディアを年代別に見てみると、50~70代では「テレビ」が最も高く約5割でした。一方で10~20代では「SNS」がトップで約6割が生活情報をSNSから得ていました。また30~40代は「Webサイト・アプリ」から生活情報を得ている人が約5割でトップでした。
年齢が高くなるにつれて生活情報をSNSから得ている人は少なくなり、60代で2割、70代で1割程度です。一方でシニアでは60代で約3割、70代では約4割が「新聞」から生活情報を得ていました。
図2. 生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ている年代別メディア利用率(2021年)
[調査対象:全国15~79歳男女・n=8,249 複数回答]
出所:2021年一般向けモバイル動向調査
3.職業別では「テレビ」は専業主婦(主夫)5割・「SNS」は学生の6割
「テレビ」と「SNS」から生活情報(趣味やお買い得情報など)を得ている方を職業別に見ました。「テレビ」から日常的に生活情報を得ているのは専業主婦(主夫)、自由業、パート・アルバイトが約5割となりました(図3)。
また「SNS」から日常的に生活情報を得ているのは学生が約6割と高い傾向が見られました(図4)。一方で、学生で「テレビ」から生活情報を得ているのは4割以下でした。
図3. 職業県別「テレビ」から生活情報を得ている割合(2021年)
[調査対象:全国15~79歳男女・n=8,249 複数回答]
出所:2021年一般向けモバイル動向調査
図4. 職業別「SNS」から生活情報を得ている割合(2021年)
[調査対象:全国15~79歳男女・n=8,249 複数回答]
出所:2021年一般向けモバイル動向調査
(参考記事)
ニュースを得ているメディア10~20代は「SNS」30~70代は「テレビ」・年々減少する「新聞」:学生のオールドメディア離れも(2021年9月21日)
調査概要 ―「2021年一般向けモバイル動向調査」―
調査方法 | Web |
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調査対象 | 全国・15~79歳男女 |
有効回答数 | 8,837 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2021年2月 |
問い合わせ先
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
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