このページの本文へ移動

モバイル社会研究所

メニュー

通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
オンライン学習のメリット「移動が不要」約6割「自分のペースで学習できる」約5割、デメリット「目や肩腰が疲れる」約4割
(2022年1月25日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • オンライン学習でメリット「移動が不要」約6割。続いて「自分のペースで学習できる」が約5割、「人の目を気にしないで落ち着いた環境で学習できる」が約4割。
  • オンライン学習のデメリット「目や肩腰が疲れる」約4割。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2021年2月にオンライン学習でのメリットとデメリットについて調査を実施しました。なお本調査では学校や塾のオンライン授業だけでなく、会社での研修や習い事をオンラインで行っている社会人や成人の方も調査対象となっています。

1. オンライン学習のメリット「移動が不要」約6割

オンライン学習を行っている人にオンライン学習でのメリットを調査したところ、「移動が不要」が全体で約6割と一番高かったです。続いて「自分のペースで学習できる」が約5割、「人の目を気にしないで落ち着いた環境で学習できる」が約4割となりました。

一方で「対面授業よりも学習効果が高い」「質問がしやすい」は全体の1割程度でした。

図1.オンライン学習のメリット[複数回答] 
[全国・15~79歳のオンライン学習を実施している男女・n=1155]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査



2. オンライン学習のデメリット「目や肩腰が疲れる」約4割

続けてオンライン学習を行っている人にオンライン学習でのデメリットを調査したところ、「目や肩腰が疲れる」が全体で約4割と一番高かったです。続いて「対面授業・講義よりも質問や発言がしにくい」、「対面授業・講義よりも集中できない」、「通信費用や光熱費が高くなる」が約3割いました。「自宅に回線やパソコンなど設備がない・機器を使いこなせない」といった環境面をデメリットと感じる方は1割程度でした。

新型コロナウィルス感染拡大に伴って学校や塾、研修や習い事でのオンライン学習が普及しはじめてきました。引き続きオンライン学習の動向を見ていきたいと思います。

図2. オンライン学習のデメリット[複数回答] 
[全国・15~79歳のオンライン学習を実施している男女・n=1155]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

調査概要 ―「2021年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,240
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

page top