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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
“コロナ禍後に行う機会が増えたこと” シニアは「地上波テレビ視聴」若年層は「YouTube」
(2021年8月26日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • コロナ禍後に「行う機会が増えた」のは「地上波テレビ視聴」、「YouTube」
  • 「地上波テレビ視聴」が特に増えたのは60~70代のシニア層
  • 「YouTube(視聴・投稿)」が特に増えたのは10~20代の若年層

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2021年2月にコロナ前後での行動に関する調査を実施しました。

1. コロナ禍後に「行う機会が増えた」のは「地上波テレビ視聴」、「YouTube」

コロナ禍前後で人々の活動がどのように変化したかを調査したところ、コロナ禍前から行っていたが、コロナ禍以降にも「行う機会が増えた」のは 「地上波テレビ視聴」が約6割、「YouTube(視聴・投稿)」が約5割と高い結果となりました。

なおコロナ前から「行っていないで、現在も行っていない」ものとしては「ストリーミングの視聴」「食事のデリバリー」「ビデオ通話」が高かったです。

また「コロナ後に行うようになった」こととして「食事のデリバリー」「メールなどメッセージ」「ビデオ通話」「オンラインショッピング」が13%程度あり、それ以外も10%程度の方がコロナ後に行うようになったという結果が出ました。

図1.コロナ禍前後の行動比較
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6,240]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

2. コロナ禍後に「地上波テレビ視聴」が増えたのは60~70代のシニア層

コロナ禍前から行っていたが、コロナ禍以降にも「地上波テレビの視聴」の「行う機会が増えた」と回答したのはシニア層が多いことが明らかになりました。60代、70代は男女ともに約6~7割がコロナ禍になってから「地上波テレビの視聴」を行う機会が増えました。一方で10~20代の若年層はコロナ禍になってから「地上波テレビ視聴」を行う機会が増えたのは4~5割程度でした。


図2. 性年代別にみるコロナ前後での「地上波テレビ視聴」
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6,240]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

3. コロナ禍後に「YouTube(視聴・投稿)」増えたのは10~20代の若年層

コロナ禍前から行っていたが、コロナ禍以降にも「YouTube(視聴・投稿含む)」の「行う機会が増えた」と回答したのは若年層が多いことが明らかになりました。10代、20代は男女ともに約7割がコロナ禍になってから「YouTube(視聴・投稿)」を行う機会が増えました。

一方で60~70代のシニア層はコロナ禍になってから「YouTube(視聴・投稿)」を行う機会が増えたのは3~4割程度でした。

コロナ禍後に「地上波テレビの視聴」を「行う機会が増えた」のはシニア層が多いことに対して、「YouTube(視聴・投稿)」は若年層が多い結果となりました。

図3. 性年代別にみるコロナ前後での「YouTube(視聴・投稿)」
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6,240]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査


調査概要 ―「2021年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,240
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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