【ライフスタイル】
感染症対策としての「PC・スマホ・タブレットの除菌」2割弱:20代女性は3割弱
(2021年8月11日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- 感染症対策で「PC、スマホ、タブレットの除菌」を実施しているのは全体の約2割弱。
- 男性よりも女性の方が「PC、スマホ、タブレットの除菌」を実施しており、20代女性は3割弱が実施。
- 「PC、スマホ、タブレットの除菌」を実施しているのは東京都や首都圏で高い傾向が見られた。
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2021年2月に感染症対策の意識に関する調査を実施しました。
1. 感染症対策の上位は「マスク着用」、「こまめな手洗い・殺菌」、「3密の回避」
感染症対策のために普段行っている行動について調査したところ、「人が集まる場所でのマスク着用」が74.2%と一番高かったです。続いて「こまめな手洗い・殺菌」が71.5%、「3密の回避」が64.4%と高い結果が出ました。また1割程度の方は感染症対策で「特に何も行っていない」と回答していました。
男女差で見ると、全体的に女性の方が男性よりも感染症対策の行動をしていることも明らかになりました。
図1.感染症対策の行動
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6,240]
出所:2021年次世代ライフスタイル調査
2. 女性の方が男性よりもPCやスマホを除菌
感染症対策として「PC、スマホ、タブレットなどの除菌」を実施しているのは全体で17.0%となりました。
男女年代別で見ますと、女性が19.9%で男性は14.0%と女性の方が男性よりもPCやスマホの除菌を実施していることが明らかになりました。女性の20代が一番高く26.7%でした。女性の20代から70代までは男性よりも高い結果となりました。
図2. 性年代別にみる「PCやスマホの除菌」
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6,240]
出所:2021年次世代ライフスタイル調査
3. 都道府県別では東京都・首都圏が高い
続けて都道府県別の「PCやスマホの除菌」の動向を見てみますと、東京都が23.9%、千葉県が21.3%、神奈川県が21.1%と高い傾向が見られました。
新型コロナウィルス感染拡大に伴って、人々の感染症予防に対する意識と行動が変化してきました。今後も「PCやスマホの除菌」の動向を調査していきたいと思います。
図3. 都道府県別にみる「PCやスマホの除菌」
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6,240]
赤い色が高い傾向で青い色が低い傾向を示しています。
出所:2021年次世代ライフスタイル調査
調査概要 ―「2021年次世代ライフスタイル調査」―
調査方法 | Web |
---|---|
調査対象 | 全国・15~79歳男女 |
有効回答数 | 6,240 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2021年2月 |
問い合わせ先
本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。
モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/>