【サービス】
ライブ動画サービスの認知率ニコニコ生放送・YouTubeライブが5割超:個人での配信率は1%未満
(2021年7月21日)
調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~
ポイント
- ニコニコ生放送、YouTubeライブが認知率5割超、次いでインスタライブ、LINE LIVE。
- 利用率はYouTubeライブが11.1%で1位。次いでインスタライブが5.8%。
- 個人での配信率はどのライブ配信サービスも1%未満。
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2021年1月にスマホ・ケータイ所有者のライブ動画サービス利用動向について調査を実施しました。
1.ニコニコ生放送、YouTubeライブが認知率5割超、次いでインスタライブ、LINE LIVE
新たな動画配信サービスとして台頭しているライブ動画サービスの認知率について調査しました。ニコニコ生放送が56.2%、YouTubeライブが52.4%と5割を超える認知率がありました。続いてインスタライブが41.2%、LINE LIVEが35.4%の認知率でした。
図1.ライブ動画サービス認知率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=8,249]
出所:2021年一般向けモバイル動向調査
2.利用率はYouTubeライブが11.1%で1位、個人での配信率はどれも1%未満
ライブ動画サービスの利用率(月1回以上視聴)、配信率(月1回以上自分自身が配信)を調査しました。利用率はYouTubeライブが11.1%と一番高く、次いでインスタライブ5.8%でした。認知率では5割超えと高かったニコニコ生放送の利用率は3.6%でした。
また自分自身がライブ配信している配信率については、YouTubeライブが0.9%、インスタライブが0.5%、ニコニコ生放送0.4%、LINE LIVE0.4%と、どのライブ動画サービスも1%未満でした。ライブ動画サービスの認知率は高いものの配信率は高くありませんでした。
個人でも配信可能なライブ動画サービスが多く登場し、若者を中心に人気があります。また新型コロナウィルス感染拡大に伴いコンサートやイベントのライブ配信、タレントらによるライブ配信も増えています。これからもライブ動画サービスの動向を継続的に調査していきたいと思います。
図2. ライブ動画サービス利用率・配信率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=8,249]
出所:2021年一般向けモバイル動向調査
調査概要 ―「2021年一般向けモバイル動向調査」―
調査方法 | Web |
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調査対象 | 全国・15~79歳男女 |
有効回答数 | 8,837 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。 |
調査時期 | 2021年1月 |
問い合わせ先
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『モバイル社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
< https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html>