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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

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仕事関係で会話を伝えるのは「LINEのメッセージ」「スマホでの通話」が約4割:シニアは固定電話も約4割
(2021年2月15日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • 仕事関係の相手に会話を伝えるのは「LINEでのメッセージ」、「スマホでの通話」、「直接会って伝える」が約4割
  • 女性ほど仕事関係の相手への会話で「LINEでのメッセージ」を利用する率が高く、若年層女性では6割以上
  • 70代は男女ともに家の固定電話で仕事関係の相手に会話を伝えている人が約4割

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2020年1月にコミュニケーションツールの利用動向について調査を実施しました。

1.仕事関係の相手との会話は「LINEのメッセージ」、「スマホでの通話」が約4割

仕事関係の相手に日常会話を伝える手段について調査した結果、「LINEでのメッセージ」、「スマホ・ケータイでの通話(LINE通話含む)」、「直接会って伝える」が約4割となりました。

特に若年層での「LINEでのメッセージ」を利用する人は多く、男性10代・20代では約5割、女性10~30代では6割以上となっています。また女性は全体で54.2%が仕事関係の相手と「LINEでのメッセージ」を利用していましたが、男性は全体で32.4%でした。特にシニアの男性は「LINEでのメッセージ」で仕事関係の相手と会話をしている人は少なかったです。

また、仕事関係の相手との会話は「直接会って伝える」が男女とも約4割でした(表1)。

2.70代は男女ともに4割超が仕事関係の相手との会話に「家の固定電話」を利用

一方で、シニアは「家の固定電話での通話」、「スマホ・ケータイでの通話(LINE通話含む)」など「通話」を利用している人も多かったです。若年層では男女ともに仕事関係との会話に「家の固定電話」を利用する人が少ないですが、70代は「家の固定電話」で仕事関係の相手と会話をしている人が4割を超えていました。

また、仕事関係の相手との会話に「スマホ・ケータイでのメール」を利用する人は男女とも約25%でしたが、「パソコンでのメール」を利用する人は男性が31.6%でしたが、女性は18.2%と男性の方が高かったです(表1)。

図1. 仕事関係の相手に会話を伝えるコミュニケーションツール調査
[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答]

(注)枠が赤いほど割合が高く、青いほど低い。スマホ・ケータイ所有者ならびに1年以内に上記の手段で仕事関係の相手と会話をしたことがある人が対象
出所:2020年一般向けモバイル動向調査

新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛や大学の授業のオンライン化によって、今後「友人との日常会話を伝えるコミュニケーションの手段」がどのように変化していくかを引き続き調査していきたいと思います。

調査概要 ―「2020年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6925
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2020年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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