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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

第2章 スマホ・ケータイコミュニケーション

モバイル社会白書Web版

1節 スマホ・ケータイでのコミュニケーション

◆ポイント◆

  • 音声通話の利用率は「LINE」が増加傾向にあり4割超え(資料2-1)。
  • 連絡手段は同居家族、仕事関係、近隣の人々には「直接会って伝える」が多いが、友人には「LINEでのメッセージ」が多く、別居家族には「スマホ・ケータイでのメールや通話」が比較的多く使われている(資料2-2)。
  • スマホ・ケータイの電話帳の登録件数は2極化(資料2-7)。
  • SNSの友人数は、SNSの種類により年代差が顕著(資料2-8~資料2-11)。

資料2-1 スマホ・ケータイによる通話利用率の年次推移(MA)

  • スマホ・ケータイでの通常の音声通話機能を用いた通話は2014年からやや減少傾向にある(83.2%)。
  • LINEでの音声通話の利用は増加傾向にある(46.5%)。
  • Facebook MessengerなどのSNSの通話、Skypeでの音声通話はどちらもまだ1割に満たない。

資料2-1 スマホ・ケータイによる通話利用率の年次推移(MA)

資料2-2 日常会話を伝えるために最も多く使う手段(SA・連絡相手別)

  • 同居家族、仕事関係、近隣の人々との連絡手段は、「直接会って伝える」と答えた人が比較的多い。
  • 別居家族は「スマホ・ケータイでの通話」が多い。
  • 友人との連絡手段は「LINEでのメッセージ」が多い。

資料2-2 日常会話を伝えるために最も多く使う手段(SA・連絡相手別)

資料2-3 同居家族に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

  • 2018年は「直接会って伝える」(46.9%)が最も高く、「LINEでのメッセージ」「固定回線以外での通話」がそれに続く。
  • 「LINEでのメッセージ」は増加傾向。

資料2-3 同居家族に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

資料2-4 別居の家族・親族に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

  • 2018年は「スマホ・ケータイでの通話」(24.0%)が最も高く、「LINEでのメッセージ」「固定電話での通話」がそれに続く。
  • 「LINEでのメッセージ」は増加傾向で、2018年の23.7%は過去最高。

資料2-4 別居の家族・親族に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

資料2-5 友人に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

  • 2017年に「LINEでのメッセージ」が大幅に増加し、2018年も3割を超える。
    「スマホ・ケータイでのメール」「固定電話での通話」は年々減少傾向。

資料2-5 友人に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

資料2-6 仕事関係者に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

  • 仕事関係者に日常会話を伝える手段はスマホ・ケータイでのメールが減少する一方でLINEでのメッセージが拡大傾向。

資料2-6 仕事関係者に日常会話を伝えるために最も多く使う手段の年次推移(SA)

資料2-7 電話帳登録数(FA・年代別)

  • 電話帳登録数は、100件以上がいずれの年代でも2割ほどある一方、10件に満たない割合も3割ほどあり、二極化。
  • 10代~20代では2件~9件の割合が比較的多いものの、年代による大きな差異は見られなかった。

資料2-7 電話帳登録数 (FA・年代別)

資料2-8 LINEの友だち数の中央値(FA・年代別)

  • LINEの登録数は、10代から30代で40人を超えている。
  • LINEの登録数のおおよそ8割は直接面識がある。

資料2-8 LINEの友だち数の中央値 (FA・年代別)

資料2-9 Twitterの友だち数の中央値(FA・年代別)

  • Twitterのフォロー数、フォロワー数は10代が150件ほど、20代が50件ほど、30代以上は比較的少ない。
  • 面識のあるフォロワー数の割合はLINE等と比べ少ない。

資料2-9 Twitterの友だち数の中央値(FA・年代別)

資料2-10 Facebookの友だち数の中央値(FA・年代別)

  • Facebookは20代、30代の友だち数が他の年代より比較的高い。
  • 他のSNSと比べると10代の友人登録数が少ない。

資料2-10 Facebookの友だち数の中央値 (FA・年代別)

資料2-11 Instagramの友だち数の中央値(FA・年代別)

  • Instagramの友だち数は10代が60人、20代が30人ほど、30代以上は10人以下。

資料2-11 Instagramの友だち数の中央値 (FA・年代別)

資料2-12 家族とのソーシャルメディア上の友だち関係(SA・SNS別)

  • 家族とのソーシャルメディアの利用は「LINE」が最も高く、他のソーシャルメディアと比べて突出している。「LINE」における友だち関係では「配偶者」が最も高い。
  • 一方、LINE以外のソーシャルメディアでは「誰とも友だち関係になっていない」が6割~8割超を占める。

資料2-12 家族とのソーシャルメディア上の友だち関係(SA・SNS別)

2節 ソーシャルメディアの利用状況

◆ポイント◆

  • LINEは10代~60代と幅広い年代に利用され、Twitterは10代~40代、Facebookは20代~50代、Instagramは10代~30代に利用されている(資料2-13)。
  • SNSの利用率はLINEとInstagramが近年拡大傾向にあるが、LINEは2018年にやや減少。Facebookは2016年以降減少傾向(資料2-14)。
  • LINEは20代以下の女性の過半数が毎日利用し、10代~20代女性の約3割は毎日Instagramを利用(資料2-15,資料2-18)。

資料2-13 SNSの利用率(SA・年代別)

  • LINEは10代~60代と幅広い年代に利用されている。
  • Twitterは10代~40代、Facebookは20代~50代、Instagramは10代~30代に利用されている。

資料2-13 SNSの利用率 (SA・年代別)

資料2-14 SNSの利用状況の年次推移(MA)

  • SNSの利用率はLINEが最も高く6割超。
  • 2015年以降、LINEとInstagramの利用率が拡大するも、LINEの利用率が2018年はやや減少。
  • Facebookは2016年以降減少傾向。

資料2-14 SNSの利用状況の年次推移(MA)

資料2-15 LINEの利用頻度(SA・性年代別)

  • LINEは20代以下の女性の過半数が毎日利用。

資料2-15 LINEの利用頻度(SA・性年代別)

資料2-16 Twitterの利用頻度(SA・性年代別)

  • Twitterは10代~20代の4割~5割が利用。
  • 30代以上では利用率は3割以下に留まる。

資料2-16 Twitterの利用頻度(SA・性年代別)

資料2-17 Facebookの利用頻度(SA・性年代別)

  • Facebookは全ての年代で1割~2割程度利用されている。
  • 他のSNSと比べると10代の利用率が低い。

資料2-17 Facebookの利用頻度(SA・性年代別)

資料2-18 Instagramの利用頻度(SA・性年代別)

  • 10代~20代女性の約3割は毎日Instagramを利用。
  • 男性はいずれの年代でも利用率は3割以下。

資料2-18 Instagramの利用頻度(SA・性年代別)

資料2-19 LINEに関する意識(MA・年代別)

  • 全年代で「LINEを使っている家族・友だちとは、連絡がとりやすい」が高い。
  • 60代以降のLINE利用者の約半数は「撮影した写真や動画を楽しめる」と回答。

資料2-19 LINEに関する意識(MA・年代別)

資料2-20 SNSを利用する際に最もよく使う端末(SA・SNS別)

  • LINEとInstagramは主に「スマホ・ケータイ」で利用されている。
  • TwitterとFacebookは傾向が似ているものの、Facebookは「パソコン」での利用率が高い。

資料2-20 SNSを利用する際に最もよく使う端末 (SA・SNS別)

3節 SNSの使分け・情報収集

◆ポイント◆

  • SNSの主な使い分けは、LINEは「家族友人とのやりとり」、FacebookやTwitterは「テキスト情報の共有」、Instagramは「画像や映像の共有」(資料2-21)。
  • Instagramは他のSNSと比べ、「ひまつぶし」「知人以外の動向把握」「話題になっているモノ・コトを把握」の利用率が高い(資料2-22)。
  • ニュース情報を得ているメディアは「テレビ」、「新聞」はやや減少傾向が見られるものの、依然約半数が利用(資料2-23)。

資料2-21 ソーシャルメディアの情報発信方法(MA・SNS別)

  • SNSの使い分けは、LINEは家族友人とのやりとり、TwitterやFacebookはテキスト情報の共有、Instagramは画像や映像の共有。

資料2-21 ソーシャルメディアの情報発信方法(MA・SNS別)

資料2-22 ソーシャルメディアの情報収集方法(MA・SNS別)

  • Instagramは他のSNSと比べ、「ひまつぶしに使う」「有名人など、知人以外の動向把握」の利用率が高い。

資料2-22 ソーシャルメディアの情報収集方法(MA・SNS別)

資料2-23 週1回以上アクセスし、ニュース(報道情報)を日常的に情報を得ているメディアの年次推移(MA)

  • 「テレビ」、「新聞」はやや減少傾向が見られるものの、依然として約半数が利用。
  • 「家族や知人からのメール、通話、ソーシャルメディア」が2017年より上昇。

資料2-23 週1回以上アクセスし、ニュース(報道情報)を日常的に情報を得ているメディアの年次推移(MA)

資料2-24 週1回以上アクセスし、お買い得情報や趣味に関する情報を日常的を得ているメディアの年次推移(MA)

  • 「テレビ」や「Webサイト・アプリ」から生活情報を得る人が比較的多い。
  • 2017年から「家族や知人からのメール、通話、ソーシャルメディア」が拡大。

資料2-24 週1回以上アクセスし、お買い得情報や趣味に関する情報を日常的を得ているメディアの年次推移(MA)

資料2-25 週1回以上アクセスし、ニュース(報道情報)を日常的に情報を得ているメディア(MA・年代別)

  • 「テレビ」は全年代で過半数以上が利用。
  • 「ソーシャルメディア」は年代が上がるにつれて利用率が減少。

資料2-25 週1回以上アクセスし、ニュース(報道情報)を日常的に情報を得ているメディア (MA・年代別)

資料2-26 週1回以上アクセスし、ニュース(生活情報)を日常的に情報を得ているメディア(MA・年代別)

  • 「ソーシャルメディア」以外は年代が上がるにつれて利用率が拡大。

資料2-26 週1回以上アクセスし、ニュース(生活情報)を日常的に情報を得ているメディア(MA・年代別)

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