第1章 スマホ・ケータイの所有・利用状況
モバイル社会白書Web版
1節 所有・利用状況
―誰がどんなケータイをどのように使っているか
◆ポイント◆
- スマートフォン所有率(2台目まで含む)は74.3%(資料1-3)。
- MVNO利用率(2台目まで含む)は11.3%(資料1-5)。
- Appleが1台目、2台目ともにメーカーシェアトップ(資料1-7、資料1-8)。
- 端末の平均所有期間はケータイが4年11ヶ月、スマートフォンが1年9ヶ月(資料1-9)。
- スマホ・ケータイの買い替え時に重視する点は1位が端末価格、2位が通信料の安さ(資料1-11)。
資料1-1 最もよく利用するスマホ・ケータイ(1台目)(SA)
- 2018年の「スマートフォン」所有率は72.6%。
- Android・iPhone別では、2018年の「Android」所有率は49.4%、「iPhone」所有率は50.6%。
◆全体
◆Android,iPhone別
◆内訳
資料1-2 スマホ・ケータイの種類(2台目)(SA)
- 2018年の「スマートフォン」所有率は66.8%。
- Android・iPhone別では、2018年の「Android」所有率は58.0%、「iPhone」所有率が42.0%。
◆全体
◆Android,iPhone別
◆内訳
資料1-3 スマートフォン所有率(2台目まで含む)(SA,性・年代別)
- スマートフォン所有率は年々増加。
- 2018年のスマートフォン所有率は74.3%。
- 2018年のスマートフォン所有率は男女でほぼ差はない。
- 2018年のスマートフォン所有率は性年代別では、15歳~39歳の女性のスマートフォン所有率が同年代男性より高い。
◆スマートフォン所有率/全体
◆スマートフォン所有率/性年代別
資料1-4 携帯電話事業者のシェア(SA)
- 携帯電話事業者のシェア(1台目)は、「NTTドコモ」(40.4%)、「au」(26.4%)、「ソフトバンク(Y!mobile含む)」(23.4%)の主要3社で8割を超える。
- 携帯電話事業者のシェア(2台目まで含む)は主要3社以外の比率がやや高まる。
資料1-5 MVNO利用率(SA,性・年代別)
- MVNO利用率(2台目まで含む)は11.3%、MVNO利用率(1台目)は9.9%、MVNO利用率(2台目)利用率は20.2%と高くなっている。
資料1-6 MVNOの認知度・利用率(MA)
- 2018年のMVNO認知度が最も高いのは「楽天モバイル,楽天ブロードバンド データSIM」の35.7%であり、唯一3割を超えている。2016年9月にサービス開始したLINEモバイルも2割を超え、認知度を上げている。
- 2018年のMVNO利用率が最も高いのは「楽天モバイル,楽天ブロードバンド データSIM」の4.3%。
資料1-7 最もよく利用するスマホ・ケータイ(1台目)のメーカー(SA)
- 「Apple」が最も高く、2016年の23.1%から2018年の28.4%と増加している。
◆2018年
◆2016年
資料1-8 スマホ・ケータイメーカー(2台目)(SA)
- 2016年は1位「シャープ」(16.6%), 2位「Apple」(16.2%)であったが,2018年は1位「Apple」(26.4%), 2位「シャープ」(11.5%)と逆転している。
◆2018年
◆2016年
資料1-9 スマホ・ケータイの所有期間(SA)
- スマホ・ケータイともに平均所有期間が長くなっている。
- ケータイの平均所有期間は2016年の「4年6ヶ月」から2018年の「4年11ヶ月」に伸びた。
- スマートフォンの平均所有期間は2016年の「1年6ヶ月」から2018年の「1年9ヶ月」に伸びた。
資料1-10 スマホ・ケータイを買い替えたきっかけ(MA)
- 「電池の劣化」(33.7%)が突出している。
資料1-11 スマホ・ケータイの買い替え時に重視する点(MA)
- 「端末価格」「通信料金の安さ」が2011年以降上位を独占しており、価格重視の傾向が見られる。
2節 料金
—どれくらい支払っているか
◆ポイント◆
- 月額利用料金は約6,000円(資料1-12)、通話料金は約2,700円(資料1-13)、パケット料金は約4,000円(資料1-14)。
資料1-12 最もよく利用するスマホ・ケータイの月額利用料金(SA)
- 2018年の月額利用料金は5,994円。
- 月額利用料金は、2010年と比べて、ほぼ横ばい。
- 2018年の月額利用料金のボリュームゾーンは「1,000円~2,999円」で約3割を占める。
◆平均額(上図)と比率(下図)
資料1-13 最もよく利用するスマホ・ケータイの月額通話料金(SA)
- 月額通話料金は2,000円前後で推移していたが、2018年は約2,700円と最も高い金額となった。
- 2018年の月額通話料金のボリュームゾーンは「0円~999円」で約3割を占める。
平均額(上図)と比率(下図)
資料1-14 最もよく利用するスマホ・ケータイの月額パケット料金(SA)
- 月額パケット料金は約2,300円~4,000円程度で推移、2018年は約4,000円と、最も高い金額となった。
- 2018年の月額パケット料金のボリュームゾーンは「1,000円~2,999円」で約3割を占める。
- 2016年以降、多少前後するものの、5,000円以上が増加傾向。
平均額(上図)と比率(下図)
3節 通信回線
—家/屋外では何とつながっているか
◆ポイント◆
- 主要3社については、家族間で同じ携帯電話事業者を契約する傾向がみられる(資料1-15、資料1-16)。
- 配偶者間で同じ携帯電話事業者で契約する割合が、Y!mobile同士、MVNO同士で高い(資料1-15)。
- スマートフォン所有者に限定すると、家庭内無線LAN(Wi-Fi)の利用が7割強(資料1-18)。
資料1-15 家族のスマホ・ケータイの契約先携帯電話事業者(SA)
- 家族間のいずれの関係においても、「NTTドコモ」(60%以上)、「KDDI」(50%以上)、「ソフトバンク」(40%以上)と、同じ携帯電話事業者を契約する傾向がある。
- 配偶者間で同じ携帯事業者で契約する割合が、Y!mobile同士(58.9%)、MVNO同士(53.6%)で高い。
資料1-16 家族間でのスマホ・ケータイ同一携帯電話事業者の契約状況(SA)
- 「NTTドコモのみ」(37.9%)、「KDDIのみ」(21.2%)、「ソフトバンクのみ」(11.6%)となっている。
資料1-17 外出先での無線LAN(Wi-Fi)利用場所(MA)
- スマートフォン所有者に限定して外出先での無線LAN(Wi-Fi)の利用場所を見ると、「職場・学校」での利用率が22.0%と高く、次いで「宿泊施設」19.3%となっている。
資料1-18 家庭内無線LAN(Wi-Fi)利用 ・導入状況(SA)
- 「利用している」が76.2%となっている。
資料1-19 回線契約のないタブレットの利用状況/ネットワーク環境(MA)
- 回線契約のないタブレットの利用率は31.9%。
- 「家庭内で使っている」が88.6%と高い。