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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【ライフスタイル】
テレワークのメリット「通勤時間を有効活用」5割超・デメリット「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」約4割
(2021年12月6日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • テレワークのメリット「通勤時間を有効活用」5割超。「メリットは特にない」と回答した方も2割。
  • 「業務面でのデメリット」は「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」約4割。

調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2021年2月にテレワークのメリットとデメリットに関する調査を実施しました。

1.テレワークのメリット「通勤時間を有効活用」5割超

テレワークを行っている人たちに「テレワークのメリット」を調査したところ、「通勤時間を有効活用できるようになった」が50.7%と一番高かったです。続いて「家族との時間が増えた」が26.4%、「上司や同僚に直接会わなくてよい」が24.4%、「労働時間が減少した」が22.2%と続きました。「メリットは特にない」と回答した方も2割ほどいました。

また職業別に「テレワークのメリット」を見てみると、約6割の事務系・技術系従事者が「通勤時間を有効活用できる」と回答していました。また約4割の商工・自営業者は「メリットは特にない」と回答していました。

図1.テレワークのメリット[複数回答]
[全国・15~79歳のテレワークを実施している男女・n=1,439]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査



図2. 職業別テレワークのメリット[複数回答]
[全国・15~79歳のテレワークを実施している男女・n=1,439]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

2.「業務面でのデメリット」は「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」約4割

続けてテレワークの「業務面でのデメリット」を調査したところ、「仕事と仕事以外の切り分けが難しい」が37.5%と一番高かったです。続いて「他の人が何をしているのかわからない」が28.4%、「業務遂行にあたって対面でないので相談しにくい」が28.1%、「テレワークではアクセスできない情報がある」が24.0%と続きました。「業務面でのデメリットは特にない」と回答した方も2割ほどいました。

また職業別にテレワークの「業務面でのデメリット」を見てみると、約5割の商工・自営業の方が「業務面でのデメリットは特にない」と回答していました。 コロナ禍の影響で多くの企業がテレワークを導入しました。引き続きテレワークの動向を調査していきたいと思います。

図3.テレワークの「業務面でのデメリット」[複数回答]
[全国・15~79歳のテレワークを実施している男女・n=1,439]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査



図4. 職業別テレワークの業務面での「デメリット」[複数回答]
[全国・15~79歳のテレワークを実施している男女・n=1,439]

出所:2021年次世代ライフスタイル調査

調査概要 ―「2021年次世代ライフスタイル調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,240
サンプリング QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期 2021年2月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

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