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10代のSNS：LINE9割、Instagram8割、TikTok6割、Threads2割：4年でTikTok利用率が増加
（2024年4月22日）
調査・研究～モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介～
ポイント
- スマホ・ケータイ所有者のうちLINE利用率が84.9%。全世代でLINEの利用率は他のSNSよりも高く、10～60代で8～9割以上が利用
- 10代ではTikTokの利用率が約6割、約2割がThreads（スレッズ）利用
- 10代のTikTok利用率は2020年には2割だったが、2024年には約6割まで増加
調査結果
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2024年1月にスマホ・ケータイ所有者のSNS利用動向について調査を実施しました。
1. LINEの利用率84.9%
代表的なSNSのLINE、X（旧Twitter）、Instagram、Facebook、TikTok、Threads（スレッズ）の利用率（月に1回以上利用）について調査しました。その結果、LINEが最も多く84.9％となりました。 続いてX（旧Twitter）の利用率が 43.6％、Instagramが42.1％、Facebookが21.8％と続きました。またTikTokは18.0%でした（図1）。2023年7月にサービスが開始されたThreads（スレッズ）の利用率は5%程度でした。
図1. SNS利用率調査
[調査対象：全国・15～79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6305]
出所：2024年一般向けモバイル動向調査
2. 10代の約6割がTikTok、約2割がThreads（スレッズ）利用
年代別のSNS利用率を見てみると、LINEが10～70代まで全ての年代で幅広く利用されていることが明らかになりました。10代～70代で８～9割の方が利用しており、60 代で81.5％、70 代でも75.5％でした。
InstagramとX（旧Twitter）はどの世代でも同じくらいの利用率でした。両方とも10代～20代の若年層に人気で、7～8割が利用しています。30代でも約6割の利用者がいます。TikTokは若年層に人気があり、10代の利用率は55％で2023年の調査に比べると12ポイント以上増加していました。また20代の33.7％が利用しており、昨年よりも12ポイント増加。30代の利用率は22.3％で昨年よりも12ポイント増加し、若年層に普及しつつあります。
また2023年7月にサービスが開始されたThreads（スレッズ）の利用率も今年から調査しました。全体での利用者はまだ5%程度と多くないですが、10代では約2割の方が利用しており、Facebookよりも多かったです（図2）。
図2. 年代別SNS利用率
[調査対象：全国・15～79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=6305]
出所：2024年一般向けモバイル動向調査
3. 10代のTikTok利用：2020年には2割だったが、4年で大きく増加
10代のTikTokの利用率について、2020年から経年で調査しています。2020年には10代でのTikTok利用率は2割程度でしたが、年々増加して2021年に約3割、2022年に約4割、2024年に約6割となりました（図3）。10代を中心とした若年層にTikTokの利用が着実に浸透しつつあります。
図3. 10代TikTok利用率の推移（2020年～2024年）
[調査対象：全国・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答]
（参考：2023年調査）
・ LINE利用率83.7％：10～60代まで8～9割が利用
モバイル社会研究所では「モバイル社会白書」を発行しており、SNSの利用方法など詳細を掲載しています。どうぞご覧ください。
調査概要 ―「2024年一般向けモバイル動向調査」―
| 調査方法 | WEB |
|---|---|
| 調査対象 | 全国・15～79歳男女 |
| 有効回答数 | 6440 |
| サンプリング | QUOTA SAMPLING、性別・年齢（5歳刻み）・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付 |
| 調査時期 | 2024年1月 |
問い合わせ先
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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
＜ https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html＞
