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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【モバイル】
スマホへの乗り換え、1年早いと10歳若い?
(2019年2月28日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

スマホ比率の世代別経年変化(2010~2019年)

スマホが日本で発売されて約10年、世代ごとにスマホはどの様に普及してきたのだろうか。

図1は、”縦軸”と”横軸”にそれぞれ”5歳刻みの年齢”と”調査年”をとり、スマホ比率の等高線(値の等しい点を結んだ線)を描いたものである。青色で示された領域はスマホ比率が20%未満、赤色で示された領域はスマホ比率が90%を超えていることを意味している。

2011年の調査時点では全年代にわたってスマホ比率は2割に満たなかったが、若年層を中心にスマホ化が急速に進み、2016年には19歳以下のスマホ比率が9割を超えた。2019年では49歳以下のスマホ比率9割を超え、ミドル層でのスマホへの乗り換えが進行していることが伺える。

スマホ比率80%の線に着目すると、2017~2019年の3年間で30代後半⇒ 40代後半⇒ 50代後半と推移している。スマホ比率がスマホ利活用の程度を反映しているとすれば、少し乱暴な表現ではあるがミドル層におけるスマホ乗り換え時期の1年の差は、スマホ利活用に関して10歳の年齢差に相当すると言えるかもしれない。


図1:スマホ比率の経年変化

図1:スマートフォンユーザーのMVNO利用率


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モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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