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モバイル社会研究所

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通信業界の直接の利害を離れ、自由独立の立場から、モバイルICTがもたらす光と影の両面を解明し、その成果を社会に還元することを目的とする、NTTドコモの社会科学系の研究所です。

【サービス】
YouTube認知率95%・利用率6割超、Amazonプライム・ビデオ認知率が約8割
(2020年6月24日)

調査・研究~モバイル社会研究所で実施している調査・研究テーマのご紹介~

ポイント

  • YouTubeの認知率が95.1%、利用率も62.3%と動画サービスの中で最も高い
  • 有料動画では、Amazonプライム・ビデオが認知率78.6%、利用率16.5%と他を圧倒

1.調査結果

NTTドコモ モバイル社会研究所では、2020年1月に動画サービス利用動向について調査を実施しました。無料動画サービスおよび有料動画サービスの認知率と利用率の調査を行いました。なお、本調査における利用率は、「月1回以上」そのサービスを利用しているという回答で集計を行っています。

1.YouTubeの認知率95.1%、利用率62.3%と圧倒的

無料動画サービスの認知率はYouTubeが95.1%と非常に高く、広く知れ渡っていることが明らかになりました。またニコニコ動画は約8割、GYAO!は約7割、AbemaTV、TVerは約6割の認知率がありました。

「月1回以上」の利用率についてはYouTubeが62.3%と他の無料動画サービスよりも圧倒的に高かったです。他の無料動画サービスは10%程度の利用率にとどまり、認知はされているものの、それほど多くは利用されていないことが明らかになりました。


表1.無料動画サービスの認知率と利用率
[調査対象:全国15~79歳男女・n=6,925]


有料動画サービスは認知率・利用率ともにAmazonプライム・ビデオ

有料動画サービスについてはAmazonプライム・ビデオの認知率が約8割でトップでした。続いてHuluが約7割、スカパー!オンデマンド、Netflix、dTVが約6割と高い結果が出ました。またテレビ局の独自オンデマンドサービス、DAZN、DMM.comも約5割の認知率でした。さらに2019年3月にリリースされたDisney DELUXE(2020年6月11日よりDisney+(ディズニープラス))も約3割の認知率がありました。

利用率はAmazonプライム・ビデオが16.5%と他の有料動画サービスよりも圧倒的に高く、またYouTube以外の無料動画サービスの利用率よりも高かったです。他の有料動画サービスは、認知率は高いものの利用率はNetflix、Huluをはじめ5%以下でした。

新型コロナウィルスの感染拡大防止に伴う外出自粛が続き自宅で過ごす時間が増えたこと、5Gサービスの開始、様々な動画コンテンツの登場によって動画サービスの視聴は今後も拡大していくことが想定されます。引き続き動画サービスの動向は注視していきたいと思います。

表2.有料動画サービスの認知率と利用率
[調査対象:全国15~79歳男女・n=6,925]

2.調査概要 ―「2020年一般向けモバイル動向調査」―

調査方法 Web
調査対象 全国・15~79歳男女
有効回答数 6,925
サンプリング 性別, 年代(5歳刻み), 地域区分のセグメントで日本の人口分布に比例して割り付け(2014~2016年の70歳以上の人口は1セグメントとして割り当て)。
調査時期 2020年1月

問い合わせ先

本レポートのお問い合わせについては、「お問い合わせページ」でご確認ください。


モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として下記のURLで公開しています。ぜひご活用下さい。
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html

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