ケータイ社会白書2011

ケータイ社会白書2011
編者:モバイル社会研究所
発行所:中央経済社
発行日:12月10日予定
定価:4,200円(税別)
  大正14年(1925年)、雑誌の付録であった一枚のすごろくが「ケータイ」の出現を予見していた。女学生がお母さんとのコミュニケーションに利用している「懐中電話」、それはまさに未来の社会を象徴する夢の道具として描かれている。
  それから85年・・・「ケータイ」は人々の生活を大きく変えてきた。いまや「いつでも・どこでも・誰とでも」コミュニケーションは当たり前となり、国内の市場も1億2千万契約に達して飽和したかに見えた。だが敢えて言おう、「いま、再びケータイが熱い!」と。
  2010年はスマートフォン元年と呼ばれ、携帯電話事業者各社から様々な端末がリリースされた。世界中のWWWを閲覧し、ネットコミュニティに参加するインターネット端末として、音楽・動画を楽しむプレーヤーとして様々なアプリケーションを使いこなす万能コンピュータとして、その用途が大きく広がった。さらに2012年には、マルチメディア放送の実用化試験放送が予定され、いよいよ本格的なメディアコンバージェンス時代を迎える。その胎動は確実に大きな潮流へと変わるだろう。
  その時、人々はどのように「ケータイ」を利用し、誰とコミュニケーションするのか?
  『ケータイ社会白書2011』は、人々のコミュニケーション行動から「ケータイ」という情報通信メディアの実態を解き明かし、社会変化を展望している。その具体的な見どころを紹介すると・・・。
  巻頭特集「ケータイのカタチ」では、1970年の大阪万博で展示された「ワイヤレステレホン」を原点に、端末デザインの視点からスマートフォンに至る革新の変遷を追いかけた。また、序章「ケータイ社会の現在と未来」では、モバイル社会研究所長の飽戸弘が「ケータイ」を情報通信メディアとして捉える視座を提示している。
  第1章「ケータイの普及状況」から第3章「多彩なデジタルコンテンツ文化」及び第5章「進化するケータイ端末」は、大規模なアンケート調査に基づいて「ケータイ社会」の実態をデータで紐解いている。また第4章「ケータイのビジネスユース」では、ケータイをビジネスに活かすヒントや、成功事例を紹介している。また、第10章「ネットメディアとケータイ」では、SNSやTwitterなどの最新ネットメディアを取り上げている。巻末に「ケータイ社会年表」を収録し、グラフなどの図表点数が全体で500点を超えており資料としても充実している。調査結果の一部は、本書をご購入の方にデジタルデータで公開しており、ぜひプレゼンテーションやレポート作成などに活用していただきたい。
  また、次代を担う若者に「ケータイ」を手がかりとして社会を展望する視座を養っていただきたいと考えている。そこで、白書出版に併せて大学生・大学院生などを対象として、このデータを活用した研究レポートコンテストを開催する。大正時代に想像した「未来社会」のその先へ、夢を持っていただきたい。
CONTENTS
巻頭特集
ケータイのカタチ
掌中のデザイン・イノベーション
序章 ケータイ社会の現在と将来
本書におけるオリジナル調査概要
第1章
ケータイの普及状況
日本のケータイ社会の「いま」を数字で捉える
第2章
ケータイユーザの価値観・メディア観
ケータイから世の中がわかる
コラム1 ケータイが生み出した若者の「新・村社会」
第3章
多彩なデジタルコンテンツ文化
人気の有料コンテンツ,無料コンテンツは?
第4章
ケータイのビジネスユース
ケータイをビジネスにどう活かすか
第5章
進化するケータイ端末
高機能ケータイとさまざまなデジタル機器は融合するか?使い分けられるのか?
コラム2 大きな変革期に差し掛かったケータイ端末,ケータイサービスの今後
第6章
海外のケータイ市場動向
世界で同時進行するケータイ化
第7章
ケータイをめぐる法制度概説
ケータイの進化と法制度整備
第8章
子どものケータイ利用
サイバーワールドはリアルワールドの延長線上
第9章
高齢者のケータイ利用
アクティブな老後を支えるケータイ
第10章
ネットメディアとケータイ
リアルとバーチャルの狭間で
第11章 環境問題とケータイ
ケータイから環境を考える
終章 ケータイが描く,近未来のスマート・イノベーション
付録 ケータイ社会年表
ケータイ社会白書

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