
2010年7月8日、モバイル社会研究所とGSM Association(GSMA)は、子どものケータイ利用に関する共同国際比較調査結果の詳細を公表しました。調査対象6カ国(日本、韓国、中国、インド、メキシコ、キプロス)の8歳から18歳の約6000人の子どもとその親(保護者)に対してアンケートを実施し、ケータイの利用実態およびケータイ利用がもたらす子どもへの影響について調査しました。
レポート結果は、ケータイが、世界中の子供たちの文化的・経済的・社会的格差を解消することを明確に示しています。若者にとってケータイは真にユニバーサルなサービスであり、今回の調査対象国全てにおいて、子どものケータイインターネット利用はその親の利用をしのぎます。また、社会経済的な背景に関わらない類似性も明確に示しており、例えば音声通話利用よりはるかにメッセージ(メール)利用が盛んで、日本におけるメール利用は親の4倍にものぼります。また全ての国において、ケータイ保有率が大幅に上昇するのは13歳であり、これは中学校入学のタイミングにあたります。また全ての国において15歳までに大多数の子どもがケータイを持つようになります。
GSMAとドコモは継続的に子どものケータイ利用についての実態調査を共同実施していますが、その結果から、若者市場においてケータイが急速に普及してきていることがわかっています。分析結果からは、若年層におけるケータイの社会的インパクトや社会的現象への洞察が得られます。子どもたちはケータイを利用して、日々のコミュニケーションを行い、人間関係を構築し、また社会的な交流を行うことを、ごく当たり前のこととして受け入れています。
子どもたちのケータイ利用のあり方は大人とは大きく異なり、それは子どもたちがヤングアダルト世代になる将来のトレンドに対しての深い示唆を与えてくれます。14歳にもなると約40%の子どもたちのインターネット利用はケータイが中心となり、日本においてその割合は70%にものぼります。このかつてないインターネットアクセスのあり方からは、安全なケータイインターネット体験が重要であるということをすべてのユーザーが学ぶことが大切さであるという思いを強くさせます。
レポートからは、子どもたちの比類のない、また活発な「コミュニケーションワールド」が進化していくことを読み解くことができます。こうしたベンチマークは徐々に貴重な役割を果たすようになると考えられ、特に国や文化環境を越えて広がるトレンドやインパクトについて見定めトラッキングすることが欠かせません。本調査の目的は、子どものケータイ利用のあり方を比較することによって浮き彫りにすること、ケータイの親子間における役割・友人関係における役割、またケータイ利用が子どもたちの社会的態度に与える影響について明らかにすることです。
主要な調査結果は以下の通りです。
ケータイ保有
ケータイ利用状況
人間関係
詳細は全文をご覧ください。“Children’s Use of Mobile Phones 2010 – An International Comparison”
GSMAについて
GSMAは携帯電話関連事業者からなる国際業界団体で、世界219の国と地域の約800の携帯電話事業者及び携帯電話端末メーカー、ソフトウェア会社、インターネット会社、メディア関連会社など200以上の企業が参加しています。GSMAは革新的・創造的なチャンスを創出することで、モバイルコミュニケーション業界発展の促進を目指しています
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(2010年7月15日)