日独青少年指導者セミナー参加報告

文部科学省委託事業、独立行政法人国立青少年教育振興機構が実施する国際交流事業である、日独青少年指導者セミナーに、平成19年12月モバイル社会研究所の高橋由香里が参加しました。

今回の研修プログラムへ参加した目的は、青少年に対するドイツの青少年メディア保護への理解を深めることとメディア・リテラシー教育の取り組み状況の把握でした。

「青少年とメディア」という研修テーマのもと、平成19年12月2日(日)~12月16日(日)の15日間、ドイツ連邦共和国に滞在し、各州の行政機関、関係団体・施設等での実地体験、青少年教育指導者との研究協議などによるドイツにおける青少年教育の現状と取り組みの理解や、日独の青少年比較を通して、日独両国間の理解と親善を深めました。また、青少年を軸とした時、社会システムのあり方と社会全体で青少年保護にどのように取り組んでいるのかをドイツで学びました。

ドイツは、社会全体で青少年問題に取り組んでいます。法的な枠組みが構築、整備されている上で、青少年を取り巻く社会全体がそれを支えています。今回の研修を終えて、ドイツの青少年保護法の構図が社会的保護の強化と子どものリテラシー教育(能動的な国語の授業での読み書き、情報通信技術を取り入れた社会科のワークショップ)の向上によって成り立っているということが理解できました。

以下に独立行政法人国立青少年教育振興機構からのメッセージを掲載いたします。

セミナーの内容等詳細については、モバイル社会シンポジウム2008「モバイルが越えるシステムの境界」にて、ご報告をさせていただきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

【参考】 モバイル社会シンポジウム2008「モバイルが越えるシステムの境界」


独立行政法人国立青少年教育振興機構からのメッセージ

独立行政法人国立青少年教育振興機構 は、平成18年4月に、「独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター」、「独立行政法人国立青少年自然の家」が統合して発足しました。

国立青少年教育振興機構は、文部科学省所管の青少年教育のナショナルセンターとして、青少年や青少年教育関係者に対し、教育的な観点から、総合的・体系的な一貫性のある体験活動や研修の機会を提供するとともに、青少年教育に関する調査研究、青少年団体・施設等の連絡・協力の促進、青少年団体への助成を行い、もって我が国の青少年教育の振興及び青少年の健全育成を図ることをめざしています。
日独交流事業は、日本とドイツの政府間合意に基づく事業として、日本では文部科学省の委託を受けて、独立行政法人国立青少年教育振興機構が、ドイツ連邦ではドイツ連邦家族・高齢者・女性・青少年省の委託を受けて、ドイツ連邦青少年育成国際事業協会、及び、ベルリン日独センターが、日独両国の青少年教育指導者の資質向上を図ると共に、日独両国の理解と親善を深め、青少年交流の発展を図ることを目的として、昭和47年より実施しています。
当セミナーは、統一テーマを「生きる力を育む」とし、2つのグループにわけ、グループA1は「青少年とメディア」、グループA2は「青少年の社会性」という研修テーマのもと、青少年教育行政職員、青少年教育施設職員、青少年団体等の指導者が参加して実施いたしました。
「青少年とメディア保護」は、日独間の青少年の共通関心テーマとして取り上げられ、平成17年度は「有害環境対策 青少年メディア保護 メディアの視点メディアリテラシー」、平成18年度は「青少年のメディアリテラシー」というテーマで研修を実施しました。
今年度は「青少年とメディア」というテーマのもと、ドイツの行政機関、関係団体・施設等での実地体験、青少年教育指導者との研究協議などを通し、ドイツにおける青少年教育の現状と取組の理解や、日独の青少年教育比較などを行い、青少年を取り巻くメディア環境や、青少年の保護の在り方について、数多くの成果と実績を積み上げて参りました。
モバイル社会シンポジウム2008では、今回日本から派遣された団員が、研修を受けた成果を生かした活動の一つであり、皆様に情報の共有を図っていただけることを期待いたします。

独立行政法人国立青少年教育振興機構 教育事業部 国際課


(2008年3月5日)