メルプロジェクト公開研究会参加報告

メルプロジェクト公開研究会参加報告

水越先生が担当しているコア研究「モバイル・メディアの文化とリテラシーをめぐるソシオ・メディア研究」 は、東京大学大学院情報学環メルプロジェクト
(Media Expression,Learning and Literacy Project)を知的バックボーンとして研究を展開中です。
メルプロジェクトでは毎月一回、 誰もが無料で参加できる(事前登録不要)公開研究会を開催しており、今回はモバイル研究と関係した下記のようなテーマの会合を持つこととなりました。

■日時
1月22日(土) 午後 3:00 ~ 6:00
■場所
東京大学本郷キャンパス・大学院情報学環アネックス 2F 会議室
■テーマ
「市民メディアとデジタル・テクノロジー:北欧と日本、メディアの夢」
■報告者
アスケ・ダム(メディア・プロデューサー/アーティスト、東京大学大学院情報学環国際研究員)

世界各国での滞在経験があるアスケさん。1970年代の日本を始め、インド、イギリス、ノルウェーなど各国のメディア事情をわかりやすく、インパクトのあるプレゼンテーションによって説明していただきました。

通訳を兼ねて解説をしてくださる水越先生との連携で、アスケさんによる多様なメディア研究の一端を伺い知ります。会場は開始後まもなく満席となりました。

最新機種である SH901iCを使い、京都の大徳寺の高画質の写真を撮影し、デンマークの知人に送ってコミュニケーションを行います。
アスケさんは、このような使い方をするようになった携帯電話はもはや「電話」とはいえず、ある種の「コミュニケーションシステム」であると述べます。携帯電話の持つポテンシャル、新しい市民メディアとしての可能性に注目しているとのこと。プレゼンテーションの最後には、ご自分で作られた携帯電話用の三脚も紹介されました。

海外と日本でのメディア利用は似て非なる部分があります。今後は、それぞれの国における特有の文化を活かしながら、メディアの持つポテンシャルを最大化する。その上で活用する、という取り組みが欠かせないものになると考えられます。

来月にはメルプロジェクトのシンポジウムが開催される予定。詳しくは、 http://mell.jp にてご確認ください。

(2005年1月24日)