テレビ電話でモバイルしりとり

ゲームの説明ボタン

集合時間になると子どもたちがどんどん集まってくる。前日に参加した子が友達を連れてきた。「ケータイが自由に使えるんだよ。それで変なゲームしたりして遊んだりするの。おいでよ!」。これまで開催したワークショップのなかでも最多の参加者数。スタッフもさすがに戸惑ったか……。

モバイルしりとり写真01

「天気もいいので、学校の外に出てゲームをしましょう」。スタッフが何回も大声を張り上げて説明をする。だけど子ども達がおとなしく説明を聞かないことなんて承知のうえ。みんな楽しみながら頭と体で理解していくし、そもそもゲームのルールなんて自分達が楽しいように変えていけばいいのだ。

スタッフの声

カメラを使ってしりとりをするという遊び。カメラで写真を撮影する子ども、しりとりをする子ども、それぞれが思い思いに自分のやりたいように行動している。友だちと一緒にいても、別々のことをするのは大して不自然ではないようだ。確かに、大人は皆と一緒の行動を取ることが当然であるように思いがちだけど、無理に同じことをやらせる必要なんて本当はないのだろう。

今日は携帯電話の多地点接続サービスを利用したテレビ電話しりとりをやってみる。しりとりの「こたえ」になるものを見つけたら撮影し、送信するというルールだ。通いなれた学校の周りにどんなものがあるのか。普段は気がつかずに見過ごしている自分たちの地域をじっくり見つめる機会にもなりそうだ。

モバイルしりとり写真02

最初のお題が出されてしりとりゲームが始まる。「ズ」、「ズ?」……「図工室!」、「おい、図工室ってどこにあるんだっけ?」。携帯カメラで撮影しなくちゃ! さあ走れ!

身の回りには思いがけない程の”もの”があることがわかったけれども、なかなかお題に合った言葉が見つからない……。「次は、ジ!」。「自転車」、「やじるし」、「しつれん……?」。時折、「聞こえないよー」と声がかかる。テレビ電話スタイルだと、ちょっと音が遠い。屋外では雑音も多い。それに多地点接続では順番にしゃべらないと、何をいっているのかわからなくなってしまう。いつのまにか、みんな受話器を耳にあてて「もしもしハイハイスタイル」に戻っていた。

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