~今こそ考えよう、ケータイとコミュニケーション~
2006年10月19日(木)に青梅市立第一中学校(東京都)にて、モバイル社会研究所とNPO とうきょうED研究会にて共同制作を行った教材「みんなのケータイ2」を使用した公開授業が行われました。
以下に、モバイル社会研究所の取材による当日のもようを簡単にご紹介いたします。
ケータイのある風景 ~マナー違反を探せ~
まず始めに、教材「みんなのケータイ2」の17ページを使用したプレワークが行われました。 それは、ごく普通の街の風景(イラスト)の中から、マナー違反だと思われるケータイの使い方を指摘する、というものです。
生徒たちから出た意見の一部を紹介します。
- 映画館でケータイを使用している
- 勝手に他人の写真を撮影している(盗撮)
- 自転車に乗りながらケータイを使用している
- 歩きながらメールを打っている
- 一般の店舗で勝手にケータイの充電を行っている等
先生からは、「ケータイは非常に便利なツールである一方、実際にはその使用方法において様々な問題が起こっている」との指摘がありました。
『青梅第一中学校では、ケータイの所有率が約6割と比較的高く、生徒一人一人がケータイを用いたコミュニケーションについて知識を持つこと、加えて、未来を予測する能力を含めた「トラブルに対応する力」を身に付けてほしい。』
このような先生方の思いを背景として、今日の授業の実施に至ったようです。
ワーク実践 ~ケータイトラブル・問題はどこにあるのか~
次に、教材「みんなのケータイ2」に記載されているいくつかのトラブルの事例(マンガ)を参照し、「いったい何が問題なのか」、「どんなトラブルが起こりそうか」について考えるワークが行われました。
⇒ ワークシートに記入された内容については、こちらを参照ください。
グループの発表をうけて、先生からは以下のようなコメントがありました。
A:ケース2 「ケータイ持ってなきゃ、友だちじゃない!?」
- 先生からのコメント :
- 『ケータイを利用する人が増えたといっても、まだ全員が持っている訳ではない。今後は、ケータイを持っていない人が少数派になる恐れがあり、ケータイを持つ人と持たない人がきちんとコミュニケーションを行えるのか、重大な問題になりうる。』
B:ケース3 「音楽ダウンロード、甘くみてました」
- 先生からのコメント :
- 『「登録する」、「何かを決める」ということは、一種の「契約」(社会的な約束事)であり、非常に大事なこと。自分がどういう約束をしたのかを正確に理解しないと、トラブルに発展する可能性がある。』
C:ケース4 「持ち込み禁止、だから捜索願いも禁止!?学校で消えた携帯の行方…」
- 先生からのコメント :
- 『ケータイを紛失すると、友達のメールや電話番号が他の人に知られてしまう恐れがある。紛失した時にどうすればいいのか、きちんと対応ができる様に調べて理解しておくこと。』
D:ケース6 「ファンサイトを語る、出会い系のワナ」
- 先生からのコメント :
- 『既にある程度のリテラシーを獲得している今の中学生達は「これが出会い系だ」とわかっていれば利用しない賢明さを持っている。しかし、怖いのは友達から「このサイトはいいよ」と言われると闇雲に信じてしまうこと。
もしかしたら、裏には何かの企みがあるかもしれない。世の中は表面的なことだけでは分からないことも存在するので、十分に注意してほしい。』
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