auデザインプロジェクトの携帯電話が市場に投入されて以来、デザインに対する注目が集まっている。平成19年度は欧米でiPhoneが発売されてデザイン面からの進化は勢いづいている。機能面でもペルソナの切り替えをフレキシブルに行えるNTTドコモの2in1サービスが登場し、ソフトウェアまで含めてデザインを考察する必然性が高まってきている。市場における商品・サービスの競争は一般に、品質→技術→機能→審美というようにポイントが変遷しながら成熟していくとされている。ヒストリカルには携帯電話も同様の展開を繰り広げてきているように見受けられ、成熟化はある種最終ステージに行き着いたとも考えられる。一方で、メディアとしてのあり方や、コミュニケーションツールとしてのユニバーサルデザインなど市場競争の中で十分には検討されてきていない切り口も多い。競争の中で埋もれてきたメディアの形を再検討する取り組みを行いたい。
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