2005年、2006年と、携帯電話の普及が及ぼす環境への影響を明らかにすべく、アンケート調査、現地視察及びヒアリング調査を実施した。2007年度は過去の調査から明らかになった問題点を掘り下げて調査するとともに、解決策を探った。
2006年度は中国での調査も実施したが、2007年はそれに加え、新たに英国も調査の対象とした。両国の中古市場の現状にフォーカスすることで新たな観点から考察した。
携帯電話が世界的に普及している中、新製品が続々と登場する一方で、e-wasteとみなされている廃棄携帯端末も大量に発生している。このレポートは、中国における使用済み携帯端末の問題の現状について紹介すると共に、問題解決に向けて、その対策を模索することにした。また、現地調査、関係者インタービュー及びアンケート調査などの調査・研究活動を行った末、この調査研究では中国における特有な使用済み携帯の問題に対して、主に以下二点を軸にまとめている。
①中古市場と修理業者の存在は携帯電話によるe-waste問題が悪化する傾向を緩和している。
②大量の使用済み携帯電話が古くなっても廃棄されないという実情は、「節約型社会」においては肯定されうるものであり、今後も携帯の修理産業と中古携帯市場を発展させることは重要である。
2006年度に開始した使用済み携帯電話の調査結果を受け、2007年度は使用済み携帯電話の行き先を追うとともに、以下二点のついても研究を実施した。
①使用済み携帯電話の発生台数、及び退蔵台数の推計
②3R(Reduce, Reuse, Recycle)の現状と問題点を明らかにしたうえで、その促進を図るための枠組みに対する考察
使用済み携帯電話に対する責任の在り方とリユースを中心にした3R政策導入の可能性
*使用年数に関する詳細な議論は 日本LCA学会誌 Vol.5 No.1,に掲載
日本LCA学会
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