報告レポート:Digital Contents Action Plan Forum 2004 開催のご報告

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フォーラム資料

モバイル社会研究所は、特定非営利法人知的財産研究推進機構との共催で、2004年11月5日(金)六本木ヒルズ森タワー49階六本木アカデミーヒルズタワーホールにて「コンテンツ産業振興のためのアクション・プラン~知財立国を実現するための法政策~」と題するフォーラムを、内閣官房知的財産戦略推進事務局長 荒井寿光氏をはじめ、政界、学界、実業界の第一線でご活躍される専門家をご講演者にお迎えして開催いたしました。開催当日、コンテンツ産業を中心に各方面から200名を超える方がフォーラムに参加し、デジタルコンテンツ産業振興に対する関心の高さがうかがえました。

オープニング・リマークス

モバイル社会研究所所長 石井威望

まず、オープニング・リマークスとして、モバイル社会研究所所長 石井威望よりご挨拶をさせていただきました。石井所長からは、ネットワーク社会の浸透により、従来型の著作権法制度はゆらいでいるとし、知財立国を実現するための法制度として21世紀型の新たな枠組みを構築するためには、技術と社会などいろいろな角度から研究することが非常に重要であると指摘されました。また、モバイル社会研究所の今後の活動として、携帯電話を中心としたモバイル社会の活動は、光と影の部分があり、こうした点について本腰を入れて研究し、その研究成果の社会還元を実現していくとの発言がされました。

基調講演

内閣官房知的財産戦略推進事務局長  荒井寿光氏

続いて、基調講演として内閣官房知的財産戦略推進事務局長 荒井寿光氏よりご講演をいただきました。まず、荒井氏は、韓国における国を上げた取り組みが実を結んだ“冬のソナタ”を例にあげて、国の政策が市場を大きく左右すると解説がなされました。さらに、デジタルコンテンツ産業振興の課題として、以下の5つをあげて説明が行われました。

  1. コンテンツをビジネスとして位置付ける。
  2. お客様本意、良いコンテンツをより安く。
  3. 経営を近代化する。
  4. 業界構造を多様化する。
  5. デジタル時代の法律に変える。

こうした課題をうけて、デジタル時代の特色として、デジタル化・ネットワーク化・グローバル化をあげて説明がされ、そうした情報革命、技術革命が起きた場合にはルールの改定が必要であり、新たな時代を迎えて、デジタルコンテンツに必要とされる法制度の新たな試みについて試案が示されました。

パネルディスカッション

パネルディスカッション風景

続いて、非営利法人 知的財産研究推進機構 理事長 安念潤司氏をモデレーターに、東京大学先端科学技術研究センター 玉井克哉教授、自民党コンテンツ議員連盟事務局長 林芳正参議院議員、民主党政策調査会長代理 古川元久衆議院議員、株式会社スクウェア・エニックス 和田洋一代表取締役社長をパネリストに迎え、パネルディスカッションを開催致しました。

冒頭、安念氏から各氏のご紹介の後、順にお一人ずつプレゼンテーションが行われました。

東京大学先端科学技術研究センター 玉井克哉教授

まず、玉井氏から、米国におけるLLCの事例をあげながら米国における法制度を解説し、また、我が国における法制度の問題を権利者不明著作物に関する解説、事例紹介を交えながらご指摘をいただき、我が国の知的財産立法のあり方について意見報告がされました。

株式会社スクウェア・エニックス 和田洋一代表取締役社長

続いて、和田氏からは、デジタルコンテンツ産業で今、現実に起きている、行われている状況について、インタラクティブコンテンツとして代表されるオンラインゲームをケースにあげて説明が行われました。こうした状況をとらえて、現状の法制度と現実との不整合を指摘し、デジタルコンテンツにおいて、今後起こりうる知的財産に関わる諸問題は、現行法制度では解決し得ないのではないか、との問題提起がなされました。

自民党コンテンツ議員連盟事務局長 林芳正参議院議員

次に、林氏より、先ごろ成立しましたコンテンツ振興基本法についての解説、法案成立に至るまでの経緯や自民党コンテンツ議員連盟での活動の報告がなされました。また、コンテンツビジネス振興のための現在検討している法制度や今後の展開について報告されるとともに、人材育成の重要性や立法のあり方についてのご指摘がなされました。

民主党政策調査会長代理 古川元久衆議院議員

最後に、古川氏から、民主党としてのコンテンツビジネス振興へ向けた活動や米国における知的財産に関わる法制度の取り組みを例にあげながら、日本の法制度について現状の問題とその改善策について意見が述べられました。特に、コンテンツビジネスを振興していくためにも、立法のあり方として、議員立法により法律を作るだけではなく、法律を実行する行政の仕組み、あり方も含めて環境を整えていく必要があるとの指摘がなされました。

非営利法人 知的財産研究推進機構 理事長 安念潤司氏

各氏プレゼンテーションを終えて、デジタルコンテンツ産業振興のためのアクション・プラン策定には、必要な論点として安念氏により以下の3つのものに整理され、それら論点について各氏の意見が述べられてパネルディスカッションは終了いたしました。

  1. 知的財産法の中身をどうするのか。
  2. コンテンツ産業振興には、ファイナンスや人材育成の論点が必要となる。
  3. 行政府の役割を補完するものとして、立法に必要な情報、ドラフト提供や法案策定は誰が行うのか。

フォーラム終了後、アンケートのご回答に非常に多くの皆様方からご協力を賜りました。 厚く御礼を申し上げます。

ここで、ご参加いただきました皆様の所属先属性別分布と合わせて、ご回答の一部をご報告させていただきます。

当日参加者総数 211名 (参加申込総数 267名)

当日参加者総数

設問1.本日のフォーラムに参加された理由をお聞かせください。

設問1:回答

設問2.本日のフォーラムの感想をお聞かせください。

設問2:回答