きみがつなぐみらい

子どもたちが支えていく次の社会。その社会に向けておとずれるであろう困難や課題を乗り越えるために必要なことは何か。「2030年モバイル社会ビジョン」で導き出したロードマップをもとに、社会が経験するさまざまな変化に向かい合っていくにあたって考えておかなければいけないことを、今の子どもたちに伝えていきたいと考え、「きみがつなぐみらい」という本をつくることにしました。

きみがつなぐみらい

本書では、身近な生活シーンにおける「モバイル」と人間との関わりを描き出し、その変化がいったい何を意味するのかを分かりやすく伝えることに主眼を置きました。また、キーワードをとりまとめ、モバイル社会を象徴する特徴的な事象を簡単に振り返ることができるよう工夫しました。
この本を手にした子どもたちが、よりよい社会にしていくための一歩を踏みだすきっかけとなってほしいと願っています。

企画 / 編集:モバイル社会研究所
発行:NTT出版
発売日:2006年7月27日
定価:1,200円+税

NTT出版webサイトでご購入いただけます。


Index

0 未来をつくる3つの道
―2030年のモバイル社会を考えるために

  • 未来を考えるって?
  • 変わりつづける未来
  • 一世代あとの社会は?
  • 未来から現在をふりかえる
  • モバイルメディアと未来
  • 大きな変化をかたちづくる、2つの「軸」
  • 互いに影響しあう、未来への3つの「道」

2030年への、3つの流れ メディアの変化と文化の創造

1 200X年 「マス」から「パーソナル」へ
―メディアの中心は「個人」へ移る

  • ネットとケータイの急激な普及
  • 個人が自在に情報発信できる時代
  • 組織ばかりにたよらない、新しい暮らし方・働き方
  • 「責任」をもち、「ルール」をつくっていくこと

2 201X年 「コミュニティ」が力をもつ
―多様化する、人々の関わりあいの場

  • 新しいメディアを育てるのはコミュニティ
  • コミュニティは「地域共同体」だけじゃない
  • ネットによってつながる、新たなコミュニティ
  • 個人が、いくつものコミュニティに参加する

3 202X年 ネットワークから生み出される新しい文化
―文化と技術が融合するコラボレーションの可能性

  • コミュニティが促進するコラボレーション
  • 見知らぬ人同士のコラボレーション
  • 色々な「区切り」がゆるやかに融合
  • コミュニティをデザインする発想をもつ

2030年への、3つの流れ ネットワーク型の社会が豊かな暮らしを支える

4 200X年 技術の本質を考え、ルールを新しくつくり直していく

  • ネットワークをめぐる「光」と「影」
  • 技術がもつ本質を理解していく
  • 「使う専門家」としての視点を育てる
  • ネットワークは現実空間と連続している

5 201X年 社会の構造が、ネットワークに適応したカタチに移行する

  • 危機を乗り越えるために
  • 安全と信頼を実現するネットワーク
  • 所有から利用へ
  • 組織を超えるコミュニティの力

6 202X年 自然環境と共生する、バランスのとれたネットワーク社会の誕生

  • 地球環境へ人間が「お返し」していくこと
  • 自然が発する「ことば」を理解する
  • 「気づき」から始まる自然との共生ネットワーク
  • 22世紀の文明社会へ向けての準備

2030年への、3つの流れ 進化するモバイルネットワーク

7 200X年 ユビキタス

  • 見えないコンピューター同士がつながる
  • モノとモノとが会話をしながら、行動を支える
  • メディアは「環境」になる

8 201X年 ネットワークを通して知識を縦横に使いこなす時代が到来する

  • 「情報」から「知識」へ
  • 新しい組みあわせをつくる技術
  • カベを打ち破るための新しい取り組み
  • ネットワークが情報同士をつなぐように

9 202X年 無数のロボットたちが、ユビキタスネットワークと融合する

  • ロボットが社会で活躍するために
  • あらゆるモノが「知能」を持つ
  • 考える冷蔵庫、走るロボット
  • 知能化した空間は新しい「自然」になる

あとがき

多様な人々の手で構想された未来像
―2030年のモバイル社会ビジョンの構築プロジェクト

  • プロジェクトの発端
  • バックキャスティングという手法
  • 並列する社会像をシナリオ化する
  • 個人の可能性を引き出すモバイルメディア
  • 未来をになう世代へ向けて