世界の子どもとケータイ・コミュニケーション

世界の子どもとケータイ・コミュニケーション 5ヵ国比較調査
世界中の国々で、子どもたちへのケータイ普及が同時進行しています。
子どもたちはどのようにケータイを利用しているのか、ケータイは子どもたちの心理や行動にどのような影響を与えているのか、本書では、日本・韓国・中国・インド・メキシコの親子6000組のアンケート調査に基づき、子どもへのケータイ普及要因、コミュニケーション環境、心理的影響、市場成熟度などを比較分析しています。
新しいメディアの普及は生活の利便性を高めるだけでなく、人々の行動や心理に影響を与え、また、そのことが社会問題に繋がることもあります。日本では子どものケータイ利用について様々な議論がされてきましたが、海外でも親は子どもにケータイを持たせることの便利さを認める一方で、それが子どもたちにもたらす影響を気にかけていることが分かりました。
子どもたちがより望ましいメディア環境を手にするため、私たち大人ができることは何なのか、大いに議論していきたいと考えます。そのためにも、まずは基本的な事実の確認とデータ蓄積、そして、調査データに基づく分析がなされている本書をぜひ一度手にしていただければと思います。
日本が子どもたちのケータイ・コミュニケーション環境の構築において世界をリードすることを期待しています。
表紙:世界の子どもとケータイ・コミュニケーション
執筆向田愛子 (モバイル社会研究所研究員)
田中辰雄 (慶應義塾大学経済学部准教授)
共同調査GSM Association
調査協力Korea Telecom Freetel
清華大学
TNS India Private Limited
Centro de Investigacion y Docencia Economica, A.C.
著者モバイル社会研究所
発行所NTT出版
ISBN978-4-7571-0268-2
発行日2009年12月28日
定価2,800円+税
※ 敬称表記は省略させて頂いております。

第1章 世界の子どものケータイ利用 ──5カ国比較

1.1 序
1.2 調査方法
1.3 ケータイ普及の決定要因
1.3.1 被説明変数
1.3.2 説明変数
1.4 ケータイ普及の推定結果
1.5 ケータイ保有の影響
1.5.1 メディア信頼度
1.5.2 ケータイの必要性
1.5.3 ケータイ選択基準:市場の成熟度
1.6 ケータイ・リテラシー
1.7 まとめ
参考資料 1 子どもたちのケータイ利用事例(ヒアリング)
参考資料 2 調査方法について

第2章 日本の子どものケータイ利用

2.1 序
2.2 日本国内の概要
2.3 子どものケータイ保有と利用
2.3.1 子どものケータイ保有の有無
2.3.2 ケータイの保有開始年齢
2.3.3 ケータイを持たせる理由/持つ理由
2.3.4 ケータイ支出額
2.3.5 ケータイ利用に伴う変化
2.3.6 携帯電話事業者の選択
2.4 メディア分析
2.4.1 ケータイの付加機能と利用
2.4.2 ケータイのネットワークサービス利用
2.4.3 パソコンインターネットとケータイインターネット利用
2.5 ライフスタイル分析
2.5.1 ケータイでのコミュニケーションの相手
2.5.2 ケータイの通話とメールの使い分け
2.5.3 ケータイ利用にまつわる子どもの意識
2.5.4 ケータイ・リテラシー
2.6 ケータイを持たない理由
2.7 ケータイ市場の成熟度
2.8 まとめ

第3章 海外の子どものケータイ利用 ──4カ国の調査報告概要

中国
インド
韓国
メキシコ

第4章 モバイル社会と子どものケータイ利用 ──シンポジウム2009 パネルセッションより

付録 1 調査票:携帯電話に関する調査
付録 2 掲載図表一覧